2015年12月18日

埼玉ポーズが8ヶ月間メディアに登場し続けた2つの理由【踊る埼玉県民 Vol.22】

埼玉ポーズが8ヶ月間メディアに登場し続けた2つの理由【踊る埼玉県民 Vol.22】

 埼玉ポーズはパッとしない

今年の4月、トップ扱い画像付きでYahoo!ニュースに立て続けに「埼玉ポーズ」や「そうだ埼玉」が登場したことで、当時まだ弱いサーバーを使っていたそうだ埼玉ドットコムは、サイトダウンに見舞われるほどのアクセスを集めました。

その後全国放送のテレビ番組がこぞって埼玉ポーズを取り上げていったことで、その勢いは更に増していきました。

私はその当時、このメディアの加熱ぶりはゴールデンウィークまでと予測していましたが、6月7月、秋が過ぎてこの年の瀬まで、埼玉ポーズはテレビや新聞、雑誌などに露出し続けることに成功しました。

埼玉ポーズって、パッとしないんですね。

見た目的に真新しさがあるポーズではないし、所詮ただのポーズなので、発展性もたいしてないんです。

 

例えば、ラッスンゴレライなら動きもあるし歌もあるから真似もしやすいし、盛り上がりやすい。

ポーズは、声も動きもない単なる静止画なので、パッとしないんです。

だから、ずーっとダラダラ続くんです。

例えば、今、ラッスンゴレライをやると、既に今更感がありますよね。既視感がすごい。

それは、あの二人のビジュアルイメージがあって、二人の動きがあって、踊りがあって、笑いがあったからこそ華やかに盛り上がったわけで、だからこそ消えた時の消失感が強いんです。

埼玉ポーズは散々特集されましたが、特集といってもポーズだけに関しては「玉とシラコバトから」と説明すれば基本それだけで済んでしまう話なので、ポーズ自体は掘り下げようにもパッとはしないんです。

だからこそ、ずーっとジワジワ浸透し続け、そうだ埼玉ドットコムも、そうだ埼玉の映像も比例して浸透し続けていきました。

ここが、実は埼玉ポーズの一番おいしいところなんです。

バーンと分かりやすく花咲くことがないから、ずーっとネタにされ、ずーっといじられ続け、ずーっとその言葉が登場し続けた。

もちろん埼玉ポーズには、そうだ埼玉という歌やそうだ埼玉ドットコムという情報の受け皿がしっかりとあるため、「あれはいったいなんなの?」「あれってもともとは…」と話に拡張性があるので、大衆の関心を非強制的に惹き続けることができる強みがありました。

おそらくそれが、1ヶ月どころか、8ヶ月もメディアに露出し続け、安室奈美恵さんやクレヨンしんちゃんが埼玉ポーズを披露するにまで至った理由だと思います。

 

埼玉を突き放す

もう一つは、徹底して突き放したことです。

手塩にかけて作ったものはどんなものでも愛着が芽生えるものです。

だからこそ、突き放さないと、一般大衆の立場から「それ」を見れないんです。

なので、メディアに取り上げて頂く時は、こちらのこだわりはなるべく捨て、意向も極力先方に委ね、迅速に対応してきました。

全国区の生放送ニュース番組は、昼に連絡が来て、嬉々として準備をしてると数時間後には「やっぱり結構です」と言われてしまうほど、ちょっとでも良いネタが入ればすぐに差し替えられる世界です。

もしかすると、局は3つくらいに一斉に取材オファーを出して、レスが早かったところから取り上げていってるんじゃないかなと、推察したこともあります。

私自身もタイミングやレスの速度で相性を図るほうですから、とにかく一秒でも早く向こうの欲しいものを揃えて対応できる準備を、それこそあの頃は24時間体制で万全にしていました。

連日テレビ局から連絡が来るので、送る資料は先にどこかにアップしておき、だいたい聞かれることも同じなので、より短く的確に電話で受け答えできるようにしていました。

 

それでも1つ、大きな番組を逃してるんですよね、実は。今だから言えますが。

おそらく、私の対応が遅かったからだと思います。

それ以来、万全の体制を作ろうと思ったんです。

例えば、ある写真を使いたいとなった時、使用許可が必要な場合は私の都合だけでは進めれません。

そういった遅れで、大きなチャンスを逃してしまったんです。

なので、資料なども、事前にそういった使用許諾が取れているものだけを先方に送り、この中からだったらどれを使ってもらっても構いません、という方法に切り替えたんです。

結局、取り上げる方も、時間がかかる「A」より、早い「B」の方がいいに決まってるわけで、さらにそれが、「B」「C」「D」「E」「F」と選択肢があれば、局のディレクターにも話を通しやすいはず。

なので、オブラートに包んで言うなら、ややこしそうなものは一切使用しないことにしました。

そうすることで、1つを除いては、全ての番組で取り上げて頂けました。

 

それも、関係者のみなさんが状況を察し、確認いらないからどんどん使っちゃって!と私を信用してくれたからこそです。

あの頃は本当に怒涛で、まともに立っていられないくらい疲弊し、人生で初めて財布をなくしたほどです。

それはあんまり関係ないか。

 

とにかく、愛着を持って守ってしまうとあらゆる機を逃してしまうんです。

世に放ったものは、ある種もう世の中のものであり、そこに触れる大衆のものです。

いたずらにいじくり回されることも時にはありますが、それも覚悟の上でリリースすることが必要です。

どんなものでも見切りは大事で、例えば音楽でも映像でも、「もう一回撮り直したい」と未練がましい人もいますが、リリースしたものはそれが全てなんです。

だからこそ、いつでも、どこが使われてもいいように本気でやることが一番大事。

リリースしたものは自由にみんなに消費してもらえるよう、抱えずに突き放す。

大事に大事に見守るのでもなく、お前なんか知ったことかと突き放してやらないと、そいつはいつまで経っても独立しません。

 

埼玉ポーズは完全にもう独立しました。

どこで何してるのか私でさえも知りません。たまに電話がかかってきて、「おう、元気でやってるな、バカヤロウ」と話したりするくらいです。

 

でもまだパッとしないですよね、埼玉ポーズは。

ということは、もしかしたら年を越えてももう少し持続するのかもしれません。

今後、埼玉ポーズがどのような動きを見せるかは、私にも分かりません。

とは言え、またみなさんに驚いて頂けるようなことが、既に幾つか確定していることもありますが、来年は、私だけでなく、現在着々と組閣中の「埼玉県おもしろ内閣」が何かをやってくれるかもしれません。

「夜空を茶色に変えるくらい、面白いことをたくさんしたい」

天下茶夜の挑戦は、まだ終わりません。

 
全国メディアに出続けた2週間の舞台裏

メディアが取り上げない埼玉ポーズの真実

埼玉ポーズを流行らせた方法

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