大宮駅前に謎の看板を持った集団が登場!彼らは一体何者なのか!?
そうだ埼玉.com公式ライター : 未衣子
今日も多くの人が行き交う大宮駅東口。
おびただしい数の看板が並ぶなか、たったひとつ意味のない看板を持った人物が立っています。
彼らが掲げる看板にあるのは、写真のようなものだけ。
そこにはお店の宣伝もなければ、なんのメッセージも書いてありません。
https://vine.co/v/5npq2MJWbBO
彼らはどこからやって来たのか?
彼らの名前は「サンドイッチアートマン」。
北越谷にあるアトリエから、電車に乗ってはるばる大宮までやって来ました。
サンドイッチアートマンは、広告の看板をぶら下げて歩く仕事「サンドイッチマン」と「アート」をかけて作られた言葉です。
その名の通り、彼らが掲げているのは、自分で制作した作品なのだとか!
そんなサンドイッチアートマンの手にかかれば、街じゅうどこでも作品展示空間に大変身してしまいます。
彼らは、2008年から現在までに何度も、埼玉の各地で作品と一緒に街を練り歩くアクションをしています。
なんと、2009年にはNHKの「おはよう日本」に出演したこともあるそうです。
サンドイッチアートマンができるまで
サンドイッチアートマンは、北越谷駅のそばにある「KAPL(コシガヤアートポイント・ラボ)」のアトリエで生まれました。
KAPLは、越谷を中心としてゲストと一緒にアートプロジェクトを行い、新たなものを作り出す集団です。
KAPLが一体どんなものか気になるので、筆者も北越谷へ遊びに行ってみました!
到着すると、入口で一生懸命に看板を作っている人たちが!木の板に白いキャンバスのようなものを貼っています。
実はこれ、キャンバスではなくて壁紙なのだそうです。
サンドイッチアートマンには、普段は美術館へ足を運ばない人たちにも作品を見せるため、「アトリエの壁ごと街へ出て行ってしまおう!」というコンセプトがあるんですって。
「街中でこんなに無防備に作品をさらして、ひやかされたりしないんですか?」と訪ねると、サンドイッチアートマンたちは和やかに笑いました。
“チラ見”したり、通り過ぎてまた戻ってきたり、見向きもしなかったり、「私も昔は美術をやっていて~」と話し始めたり、酔っ払いにからまれたり……。でも時には、通りがかりの方から「良い作品ですね」なんて声をかけられることもあります。色んな交流が生まれていますね。
自分の作品と一緒に街へ飛び出すのって、なんだか楽しそう!
ちなみに、サンドイッチアートマンは今後、さいたまトリエンナーレ「SMF学校」の部活プログラムで、一緒にアクションを起こすメンバーを募集しているそうですよ。あなたも自分の作品と一緒に、埼玉の街を練り歩いてみませんか?
トレードマークの看板が完成したら、真っ白なアトリエの壁に思い思いの作品を掲げて、いざ出陣です!
今後のサンドイッチアートマンの活動予定
サンドイッチアートマンのアクションは今後、2016年10月1日(土)、10月29日(土)、12月10日(土)の3回にわたって実施されます。
集合場所は、「市民会館おおみや」の旧地下食堂。活動時間は13:00~16:30(休憩60分)です。
ちょっとでも「楽しそう!」と感じたなら、どなたでも参加できますから、気軽に申し込みをしてみてください!
自分の作品を掲げて街を歩いたら、道行く人と思わぬ交流が生まれそうですね。
次のサンドイッチアートマンになるのは、あなたかもしれません。
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埼玉で文章を書くうさぎ。ゴーストライターとして生計を立てている。好きな埼玉は、鳥居観音、聖天宮、オートレストラン鉄剣タロー、ご当地キャラのカパルなど。鴻巣市在住。