身の毛もよだつ埼玉の心霊スポットin吉見百穴
そうだ埼玉.com公式ライター : となりのスゥさん
『埼玉の怖い話』を読んでみた
怪談家の桜井伸也さん著書『埼玉の怖い話』を読んでみました。
櫻井さん自身の体験談やレポートをした内容で、実際の現場の雰囲気が生々しく伝わってきます。
伊佐沼の怪（川越市）・丸山公園の怪（上尾市）・吉見百穴の怪（比企郡）など、埼玉県民には馴染のある場所が登場しています。
知る人ぞ知る、ディープな怪談スポットもあり思わず行ってみたくなります・・・・昼間に。
その中でも観光地としても有名な吉見百穴に行ってみました！
穴場的観光スポットでもある吉見百穴
国指定史跡の吉見百穴は、約1300年前の古墳時代終末期の横穴墓群です。
明治20年当時、発掘調査が行われ、玉類、金属器、土器などが出土されています。
古墳時代終焉には、前方後円墳や円墳などの大規模な古墳は造営されなくなり、横穴墓群がポピュラーとなっていったそうです。
吉見百穴は、豪族や渡来人が埋葬されていたのではないかと考えられています。
埼玉には他にもさきたま古墳群などありますが、どれも、権力のある者がいたということだけが考察されています。
まだまだ古墳時代は、謎に包まれていることばかりです。
ロマンが溢れています埼玉！
色んな意味でひんやりします・・・吉見百穴の下『軍需工場跡』
吉見百穴は、一部、横穴墓に入れる場所があります。
横穴墓は見た目より中が広く、追葬が出来るように人が1人～2人、入れるくらいのスペースが確保されています。
現在は、219個の横穴墓が確認されています。
そして、グイグイ百穴を登って行くと見晴台に到着！
吉見町の素朴な街並みが眺められます。
さて、桜井さんの体験によると、吉見百穴の横穴墓群から黒い影が出てくると書いてあったのですが、日中の太陽の日差しが眩しい時間帯に訪れたので確認出来ずでした。
そして、吉見百穴下に掘られている軍需工場跡内を見学。
こちらは洞窟になっており、内部は夏でも13度前後の気温でひんやりしています。
一歩足を踏み入れるとひんやりとした空気に包まれるのですが、どこか淀んでいるというか広いのに圧迫感を感じます。
もし霊感がある方が入った場合は、何か感じたりすることができるのではないでしょうか。
洞窟は、太平洋戦争末期（昭和19年から20年頃）軍需工場用に施工されたもので、その作業はダイナマイトを使用した危険なものでした。
昼夜問わず労働をした３千人ほどが突貫工事に関わっており、当時の時代背景を考えても過酷な環境だったのが予想できます。
心霊スポットと言われていますが、その背景を考えるといたたまれない気持ちになりました。
『彩の国クールスポット100選』にも選定されており、色んな意味でクールになれる場所です。
まだ行かれたことがない方は是非昼間に足を運んでみて下さい。
（注意）吉見百穴は深夜に敷地内に入ることは出来ません。
【動画】まさかこんなにおいしいうどん屋さんが吉見百穴にあるとは！【吉見百穴 / そうだ埼玉撮影】
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埼玉県加須市在住
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