2015年09月04日

【動画】そうだ埼玉和楽器カバーが思ってた以上にすごかった

【動画】そうだ埼玉和楽器カバーが思ってた以上にすごかった

編集長 : 鷺谷政明

東京音大生によるそうだ埼玉クラシックカバーは以前当サイトから紹介しましたが、今度は和楽器!

三味線、尺八、箏(こと)で、あのロックソングをいったいどうやって表現するというのか。。

その答えは、ここにあります!!

すごい!

これは確かにそうだ埼玉だ!

が旋律を奏でながらもドラムになったりベースになったりサイドギターになったりしてる!

三味線はまさにギターだし、尺八はもはやヴォーカルだ!

原曲の高揚感はそのままに、中盤からかなりグルーヴ感が出てきて、和楽器なのにかなりロックしています。

そして何より、演奏後、万雷の拍手に包まれた時の演奏者達の笑顔が素敵で、演奏中もとっても楽しそう!!

なにこの楽しそうなユニットは!

この和楽器奏者達は一体何者!?

その正体に迫ります!


全員埼玉県出身の“純埼玉産”和楽器ユニット「サイタマティック」

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(左より)

吉葉景子(箏・二十五絃箏)・・・埼玉県鶴ヶ島市出身。国立音楽大学卒。桐朋学園芸術短期大学卒。吉葉ピアノ教室主宰。keiko’s BROG

神谷舞(箏・十七絃)・・・埼玉県蓮田市出身。学習院大学卒。NHK邦楽技能者育成会54期卒。神谷舞箏教室主宰。箏奏者 神谷舞

柴道香(尺八)・・・埼玉県さいたま市出身。日本大学芸術学部卒。柴音楽教室主宰。尺八奏者 柴道香

田辺明(三味線・箏)・・・埼玉県小川町出身。NHK邦楽技能者育成会55期修了。株式会社N.Y.C楽譜制作室室長、首都大学東京三曲会講師。TNB(田辺 明)的三味線漫談

この和楽器奏者達は、全員埼玉生まれ埼玉育ちの「サイタマティック」なる和楽器ユニットで、メンバーは全員、演奏家や講師をやっているプロフェッショナル

そうだ埼玉和楽器カバーのこの映像は、2015年8月22日にヤオコー川越美術館で開催されたサイタマティックの演奏会の一幕から。

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いったいどんな人達なのか。そしてなぜそうだ埼玉をやろうと思ったのか。

メンバー全員にインタビューしてきました!

サイタマティックとは?

Q, サイタマティックとはどんなユニットなんですか?

田辺明(三味線・箏)「普段はみんな個々の活動をしてて、私はここで演奏するのは3回目なんですが、ソロや、吉葉(箏・二十五絃箏)と2人でやったり、で、今回人数増やしたいなと思って、埼玉在住・出身者に声をかけて、4人組になったという感じです。だから、この4人でやるのは今日が初めてなんです」

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Q, サイタマティックっていうのは、埼玉県出身者だから?

田辺明(三味線・箏)「そうですね。というかもう、“そうだ埼玉”をやろうっていうのが前提にあって。その上でユニット名をどうするか、みんなでLINEでやり取りしながら決めました(笑)」

クラシック音楽と和楽器の違い

Q, みなさんは元々音大出身だったり、クラシック出身だったりしますが、そこから和楽器へ移行したのは?

柴道香(尺八)「今までやってきた音楽とは全然別の世界で、そこに魅力を感じたんだと思います」

吉葉景子(箏・二十五絃箏)「和楽器は音を作るんですね。ピアノは調律されてて決まった音を出しますが、箏は少し下げたり、味を出してみたり、そういうのも魅力だと思います」

Q, クラシックの音と和楽器の音って全然違いますけど、和楽器特有の音の良さってどんなところですか?

柴道香(尺八)「和楽器の音って一音で聴かせられるっていうのがすごいと思いますね。それだけ奥深いというか、追求していくものがあるというか」

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Q, 和楽器のどういうところを主に聞いて欲しいと思いますか?

田辺明(三味線・箏)「そんなに敷居を高く感じずに、他の音楽と同じ目線で触れてくれたらいいですね。音楽を聴きに行くって時に、クラシックコンサートや、ピアノの発表会を聴きに行くっていうのはあっても、その中に和楽器って選択肢になかなか挙がってこない。なので、そこに選択肢として挙がってくるようになったらいいなあと思いますね」

Q, 実際生でみなさんの演奏を聴いた人たちの感想ってどんなものが多いですか?

田辺明(三味線・箏)「“そうだ埼玉”とかやると、あ、こういう曲もできるんだ、とか、意外と自由度高いんだな、って思ってくれます」

吉葉景子(箏・二十五絃箏)「イメージが変わった、とかもよく言われますね」

神谷舞(箏・十七絃)「箏ってロックだねって言われたことあります(笑)」

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田辺明(三味線・箏)「で、伝統的なものもやれば、もちろんしっくりきてくれるし。やっぱり日本人としてそこは心に響くっていう。だから“そうだ埼玉”の編曲も、最初は各楽器の音楽を入れたりしてます」

和楽器奏者から見たそうだ埼玉

Q, みなさん埼玉県出身ということですが、そうだ埼玉を聴いた時の感想はどんなものでしたか?

田辺明(三味線・箏)「本当は歌いたい(笑)」

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神谷舞(箏・十七絃)「歌いたい(笑)」

田辺明「やっぱり歌詞があるあるですよね」

柴道香(尺八)「本当にあるある!」

Q, 特にどんな歌詞が?

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田辺明(三味線・箏)「“出かけていくのは、帰る場所があるから”。これが一番心に響いた。そうだよなあ、って、本当思うんですよ」

神谷舞(箏・十七絃)「あれは名言!」

吉葉景子(箏・二十五絃箏)「名言!あと、鴻巣とか。免許センター(笑)」

Q, そうだ埼玉を演奏してみてどうですか?

田辺明(三味線・箏)「楽しすぎて(笑)」

神谷舞(箏・十七絃)「テンションが上がりすぎる(笑)」

田辺明(三味線・箏)「この間リハ帰り埼京線乗りながらリハ音源聴いてたんですけど、指扇、南古谷間くらいかな、そこから見た外の田園風景と、そうだ埼玉がすごい情緒的で。染み染み埼玉県民だなぁと(笑)」

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神谷舞(箏・十七絃)「埼玉の血がね(笑)」

吉葉景子(箏・二十五絃箏)「毎回終わったあと笑顔になれる曲ですよね」

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神谷舞(箏・十七絃)「演奏中も笑っちゃう。歌詞がもう入ってるからね」

吉葉景子(箏・二十五絃箏)「“区切りすぎ!”、とか(笑)」

一同「(笑)」

柴道香(尺八)「みんな多分演奏しながら心の中で歌ってると思う(笑)」

三味線は“さわり”が魅力

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田辺明(三味線・箏)「三味線には、さわり、っていって、独特の雑音というかビーンという響きがあって、よく、三味線をギターみたいに弾けるのかって言われるんですけど、ギターみたいに弾いちゃうと、そのさわりが出ないんですよね。だからアレンジする時はそのさわりが出るようにアレンジしたので、その響きを聴いて欲しいですね」




埼玉県民の心には尺八の音色が刻み込まれてる

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柴道香(尺八)「尺八は、指穴が5つしかないので、その中で音程を作り上げていくところが魅力で、あと、自然の音、鳥の鳴き声や風の音とかそういう奏法もあったりするので、そういうところも魅力です」

田辺明(三味線・箏)「あとはやっぱり十万石まんじゅうでしょ」

神谷舞(箏・十七絃)「埼玉県民の心には尺八の音色が刻み込まれてますからね。尺八がなると、絶対みんな、風が語りかけますって言う、みたいな(笑)」

琴線に触れる

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神谷舞(箏・十七絃)「お箏(琴)は木をくりぬいて糸を張っただけのシンプルな楽器なんですけど、一音の美しさが魅力ですね。琴線に触れるっていう言葉がありますけど、まさにそこが魅力かなと」

オーケストラにも対抗できる箏(二十五絃箏)

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吉葉景子(箏・二十五絃箏)「二十五絃箏は出来たのも20年ちょっとで、最近の楽器なんです。オーケストラにも対抗できるような、二十五絃箏だけで独立した音楽ができるようにと作られた背景もあって、普通の箏とは違い、音域が広く、3オクターブ半あるんです。ピアノを縦にしたような。まだあまり知られていない楽器ですが、二十五絃箏の持つ魅力を伝えられるよう沢山の方に聴いていただけたら嬉しいです。」

サイタマティックからメッセージ

田辺明(三味線・箏)「埼玉県民っていうと若干下に見られる傾向あるんですけど(笑)和楽器奏者の中で、県民性を持ってグループを組んだのは我々が最初だと思うんですね。和楽器の魅力が、埼玉から我々を中心として発信していけたらと思います!

吉葉「埼玉を熱くしていきたいですね!」

そんな、サイタマティックの埼玉ポーズ!

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【動画】2015年8月22日ヤオコー美術館サイタマティック演奏会

この日はもちろん、そうだ埼玉の演奏だけでなく、「over the rainbow」や、「情熱大陸」など、誰もが耳馴染みがある曲も多数披露されました。その模様や、そうだ埼玉のリハーサル風景などが、こちらから見ることが出来ます。

サイタマティックの楽しそうな表情に、見ているこちらも思わず笑顔になってしまいます!

サイタマティックの今後の活動に期待です!

サイタマティックへのお問い合わせはこちらから→tnbzzzzz@gmail.com

鷺谷政明

埼玉ポーズを作ったクリエイティブ・ディレクター / SNS総フォロワー12万人 / 小説『ブルーハーツを聴かずに親父は死んだ』web連載中



関連リンク


サイタマティック

https://www.facebook.com/saitamatic

  • 〒350-0851 埼玉県川越市氷川町109-1

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