「竹が刺さっているので停車します」JR八高線驚きの運転見合わせ理由ランキング
そうだ埼玉.com公式ライター : 富築
通勤・通学途中の電車の運転見合わせって辛いですよね。
電車が停まってしまう原因は様々ですが、実はJR八高線(東京都八王子市「八王子駅」~埼玉県日高市「高麗川駅」~群馬県高崎市「倉賀野駅」)の運転見合わせ理由は、ちょっとレベルが違うんです。
そこで、実際に私が体験したハイレベルな運転見合わせ理由をランキングにまとめてみました。
第3位 線路に枯葉が落ちているので
地面いっぱいに広がる色とりどりの落ち葉。とても綺麗ですよね。
この日、八高線の線路上にも同じような光景が広がっていたのでしょう。
車掌さんは急停車して、車内アナウンスを入れました。
「線路に枯葉が落ちているので、一旦停車します」
車内はざわつきました。
「え?かれは…?枯葉!?」
恐らくこの時は、「線路に積もっている枯葉でスリップしたら大変だから」という理由で停車したのだと思います。
第2位 線路に竹が刺さっているので
季節は真冬。その日は大雪でした。
そもそも大雪の日に八高線が動いていることにびっくりしていたのですが、まさか乗車中に雪以外の原因で停まってしまうとは思いもよりませんでした。
「線路の真ん中に竹が刺さっているため、停車します」
そんなアナウンスと共に、車内がシーンと静まり返ったのをよく覚えています。
結局、運転再開までに2時間近くかかりました。
確かに、竹が刺さったまま電車を走らせるわけにはいかなかったでしょう。
ただ、なぜ線路の真ん中に竹が刺さったのか。
未だにモヤモヤしています。
第1位 線路に車が落ちているので
先頭車両に乗っていたとき、電車が甲高い音を立てながら急停車しました。
慣性でバランスを崩して転びかける乗客も…。
みんなが「おいおい、何事だ?」と、いぶかしげに運転席をにらみつけると、車掌さんはたった一言、呟くようにアナウンスしました。
「線路に車が落ちていました」
何だろう、凄く聞き慣れない日本語を聞いたような気がする。
乗客たちは席を立ち、運転席の窓から車両の前方を覗きこみました。
そこで見た光景がこんな感じ。
確かに線路に車が落ちてるわ…
復旧までに2時間ほどかかりましたが、文句を言う乗客はいませんでした。
なぜ車が落ちていたのかは未だに謎です。
定番 風・雨が強いので
悪天候の日は、だいたい運転が停まるか、低速運転に切り替わります。
これは金子駅~東飯能駅間にある、高くて大きい橋梁が原因。
しっかりとした防風設備が無いため、風の強い日にここを走るのは大変危険…、というより恐怖しかありません。
しかし、よく訓練された八高線ユーザーたちは、風雨で電車が停まったくらいでは動じないのです。
「だよねー(笑)」
で終わります。
さらに訓練を積んだ社会人は、前日から電車が停まることを予測。早めの行動を心がけます。
以上、斜め上過ぎるJR八高線の運転見合わせ理由ランキングでした。
八高線の良いところは、ほのぼのとした雰囲気だと思います。
車窓から見る風景もほのぼのとしていますし、乗客も心なしか、のほほんとした人が多いです。
金子駅~東飯能駅間の橋梁はどうにかした方が良いとは思いますが、今後ものんびりとした雰囲気を守り続けていって欲しいな、と思っています。
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美味しいモノ探しが大好きな主婦兼webライター。趣味は川越市内の散策とイラスト描き。川越市在住。