女性たちが集まる鴻巣の人気パワースポット「鴻神社」
そうだ埼玉.com公式ライター : kaeru
埼玉県民に「鴻巣といえば?」と質問して、約9割の人がこう答えるでしょう。
「免許センター」と。
この免許センターしかない鴻巣に、実はとある女性たちが集まるパワースポットがあります。
今日はそのパワースポットである「鴻神社(こうじんじゃ)」についてお話します。
妊婦のパワースポット「鴻神社」
この鴻神社に集まる女性たちとは、「子宝に恵まれたい!」「安産を迎えたい」と願う妊活中の女性や妊婦さんです。
「子は天からの授かりもの」とは言いますが、不安や悩みがある方たちにとっては少しでも何かに頼りたいですよね。
ではなぜ、鴻神社には妊婦たちのパワースポットとなっていったのでしょうか。
鴻巣のこうのとり伝説
鴻巣には「こうのとり伝説」というものがあります。
この伝説をすごく簡単に説明すると、
災いを起こす大蛇をこうのとりが撃退して、人々に平和な生活が戻ったことから、そのこうのとりが巣をつくった木の下にお宮をつくり「鴻の宮(こうのみや)」と呼ぶようになった
という話。
鴻巣という地名の由来にも、こうのとり伝説のことが言われています。
「こうのす」という地名は、古代に武蔵国造(むさしのくにのみやつこ)である笠原直使主(かさはらのあたいおみ)が現在の鴻巣市笠原のあたりに居住したとされ、また、一時この近辺に国府関連の施設があり、荒川や元荒川などを利用した水運も盛んだったと推測されることから、「国府の洲 こくふのす」が「こうのす」となり、後に「こうのとり」の伝説から「鴻巣」の字をあてるようになったと思われます。
そして鴻神社は、元々は3箇所にあった神社が1つになったのが、現在の鴻神社だそうです。
鴻神社は明治6年にこの地ならびに近くにあった三ヶ所の神社を合祀したもので、もとは鴻三社といわれておりました。明治40年4月8日に鴻三社から社号を改め『鴻神社』となり、現在に至っております。鴻神社では、合祀以前の三社で祀られていた神をご祭神としております。
こうのとり伝説にちなんだ鴻神社で子授け 安産祈願
こうのとりは子宝や安産を象徴する鳥です。
妊活中の女性や妊婦さんにピッタリ!ということで、鴻神社は地域の人々に愛される、ひっそりと佇む神社でしたが、近年は妊活ブームの影響もあり、賑わいを見せています。
昔からの鴻神社を知る人たちからすると、すっかりと綺麗になった境内と、夜はライトアップされるようにもなり、ちょっとびっくりしています(笑)
そしてこの私も、妊娠中は鴻神社で安産祈願をしました!
出典:鴻神社
安産祈願では子授け、安産祈願のご神体(数百年を経た桧の大木の根元に出来た大きなコブ)に触れることができます。
そのおかげか、初産なのに分娩台にあがって3時間ほどで出産でき、まさに安産でした!
もし「出産が心配!」という方は、神頼みとして鴻神社に行ってみるのもいいかもしれません。
鴻神社はこじんまりとしていて、広すぎない境内は妊婦にも優しいのです。
出典:鴻神社
また、安産祈願のお守り「こうのとりのたまご」と呼ばれる、木でできたたまごも有名です。
お値段もお手頃なので、出産予定の友達にプレゼントとして渡すのもいいかもしれませんね!
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子育て中の管理栄養士兼ライター。食べるのが大好き!大宮、浦和周辺をよく散歩しています。鴻巣育ち、さいたま市在住。