【角川武蔵野ミュージアム】圧巻のプロジェクションマッピング!紅白でYOASOBIも訪れた「本棚劇場」の楽しみ方
公式ライター:もーみん山猫
2020年にオープンした「ところざわサクラタウン」内にある所沢市の「角川武蔵野ミュージアム」。
高さ8メートルで360度本棚に囲まれた「本棚劇場」をはじめ、ブックストリート、アートギャラリー、図書館、カフェなど楽しめるコーナー満載の文化複合施設として大人気のスポットとなっております。
今回はそんな「角川武蔵野ミュージアム」の見どころを紹介します!
角川武蔵野ミュージアムとは
編集工学者・松岡正剛氏、博物学者・荒俣宏氏、建築家・隈研吾氏、芸術学・美術教育の神野真吾氏による監修のもと、メインカルチャーからポップカルチャーまで多角的に文化を発信する
図書館・美術館・博物館が融合した文化複合施設となっております。
また、同ミュージアム内にある「本棚劇場」は2020年12月31日に行われた「NHK紅白歌合戦」で
YOASOBIが「夜に駆ける」を披露した場所でもあり、常設の本棚がYOASOBIをより華やかにする演出となり、すごく印象に残ったパフォーマンスとなりましたね。
私もこのYOASOBIが披露した姿を見て本棚劇場に非常に興味をもちました。
NHK紅白歌合戦、YOASOBIさんの「夜に駆ける」を当館の本棚劇場からお送りしました!
本棚劇場は高さ8mの巨大本棚に3万冊の本が並び、本棚にはプロジェクションマッピングを行っています。
今回は楽曲とともに、一夜限りのスペシャル映像をお届けしました。#NHK紅白 #YOASOBI #角川武蔵野ミュージアム pic.twitter.com/DEfYC6GlVZ— 角川武蔵野ミュージアム (@Kadokawa_Museum) December 31, 2020
そんな本棚劇場を含む、各コーナーを紹介したいと思います。
高さ8メートルで3万冊もの蔵書に囲まれた「本棚劇場」
高さ約8mで360度本棚に囲まれた、約3万冊もの蔵書を誇る「本棚劇場」。
建築家・隈研吾氏がデザイン設計を手がけ、角川武蔵野ミュージアム館長・松岡正剛氏が監修したこの空間は、本棚が違い棚のように互い違いとなって複雑に入り組み、立体的・流動的に連なって、
脳の構造をイメージした造りとなっております。
そして圧巻なのが・・・
高くそびえる本棚に映し出されるプロジェクトマッピング!
美しい映像が絶え間なく流れ続け、迫力があり、一気にその世界観に染まれます。
本棚劇場では毎時30分ごとにプロジェクションマッピングが上映されておりますが、
もちろん手に取って本を読むことも可能。好きなように自由に楽しめる空間となっております。
そして本棚劇場の奥へ進むと・・・
屋根裏的な階段空間「アティックステップ」
作家、翻訳家、博物学・妖怪研究家、風水師として知られる荒俣宏氏の蔵書から約3,000冊を厳選して
自ら配架された屋根裏的階段空間のアティックステップ。
19世紀の書物から近作まで、日本ではここにしかない本もあり、様々な時代の沢山の本に囲まれ
タイムスリップしたような不思議な気分になれます。
ここで見つけた「奇界遺産」、凄く面白かったです。まさにここだからこそ出会えなかった一冊!
そして階段で一つ上の5階へあがりまっすぐ進むと・・・
木の香りと本を楽しむ「武蔵野回廊」
角川武蔵野ミュージアムがある「武蔵野」エリアに関する書籍や資料が並ぶ木の香りが漂う空間。
民俗学者で「武蔵野学」を提唱している赤坂憲雄氏が、
「雑木林」「郊外」「川」「ハケ」「旅」「新田開発」「移民」というテーマをもとに集めた書籍のほか、
地元の郷土資料や縄文土器も展示されております。
鉄道に関する資料はその土地の歴史や発展を知ることが出来るのでついつい集中して見てしまいました。
通称:本の街「エディットタウンブックストリート」
本の息づかいや賑わいが感じられる通称「本の街」ことエディットタウンブックストリート。
25,000冊の本が50メートルの通りに配架されており、新しい本と出会い、新しい連想が生まれる空間となっております。
凄く印象的だったのが天井空間にも様々なポップやポスターが展示されており、
全体的に良い意味で「ゴチャッ」としている点。
町の本屋さんや図書館はとにかく無駄な情報を省くために「整理整頓」されたシンプルな空間である印象を受けますが、
こちらの場合はその逆をいっており、まさに”私”の脳の中、と例えたほうが正しいのであろうか。
本棚の高さも本自体もサイズ感バラバラな点が私はなんだか無性に落ち着くのであった。
凄くお気に入りのコーナーです。
一風変わった企画も開催!
マンガ・ラノベ図書館、EJ(Entertainment Japan)アニメミュージアム、ワークショップルーム、カフェ等
様々なコーナーが展開されている角川武蔵野ミュージアム。
実は私が足を運んだきっかけとなったのは
謎解きイマーシブコンテンツ「マーダーミステリー」が開催されていたからでもあります。
通常「マーダーミステリー」は都内の専用ルームで行われることがほとんどですが、
マダミス経験回数100回を超える私でも
「マーダーミステリーが、ミュージアムの、しかも本棚劇場で開催!?」と驚くほどの異色のコラボであり、
同じ埼玉県で開催しているとなると「私が行かないで誰が行くんだ!」とウズウズしてきて、ついに体験することとなりました。
「マーダーミステリー」はゲームの特性上、ゲーム内容に関する一切のネタバレができないのですが、
雰囲気があって、「本棚劇場」全体を使って楽しめるエンターテイメントとして
ものすごく完成度が高く面白かったので気になる方はぜひ、体験してみてくださいね。
本棚劇場×マーダーミステリー第二弾『ANIMA-禁断の記憶の扉-』、2023年03月31日[金]まで開催中!
本棚劇場×マーダーミステリー 第二弾
『ANIMA –禁断の記憶の扉-』いよいよ本日、初演の幕が開きます。
幕開けを前に、本公演のPVをお披露目。
新たなアニマの世界を、お楽しみに……。https://t.co/wrbIYXRmPw#マダミスアニマ— 角川武蔵野ミュージアム (@Kadokawa_Museum) September 25, 2022
また 、2022年11月27日[日]までファン・ゴッホが見た世界を追体験する
体感型デジタルアート展『ファン・ゴッホ-僕には世界がこう見える-』も開催中。
《ファン・ゴッホ ー僕には世界がこう見えるー》
大好評開催中!ゴッホを全身で感じるデジタルアート体験。誰も知らなかったゴッホを、#角川武蔵野ミュージアム で体感してください。
企画展詳細 https://t.co/qbERy31sxk
オンラインチケット購入 https://t.co/FNydWzx9oypic.twitter.com/00WHB307MG— 角川武蔵野ミュージアム (@Kadokawa_Museum) July 1, 2022
34台の高輝度プロジェクターを組み合わせ、すべての壁面と床面をシームレスに繋ぎ合わせた全く新しい映像体験は、
映画ともVRとも違う「共有できる」特別な時間と空間となっております。
有料エリアと無料エリアがあり、「ひまわり畑のフォトスポット」は無料で楽しめるようになっていますので、
ゴッホの世界に染まりたい方はぜひ体験してみてくださいね。
角川武蔵野ミュージアム:https://kadcul.com/
〒359-0023 埼玉県所沢市東所沢和田3-31-3
JR武蔵野線「東所沢」駅から徒歩約10分
東京で生まれ育ち2021年9月に大宮に引っ越して来たWEBライター。鉄道、ジャニーズ、ゲーム大好きオタク系女子。