2022年10月26日

【電車内で本格イタリアン】行田市「マスタードシード・電車食堂」の気になるメニューと数々の映える写真

【電車内で本格イタリアン】行田市「マスタードシード・電車食堂」の気になるメニューと数々の映える写真

公式ライター:もーみん山猫

「実際に使用されていた東武鉄道の電車内で本格イタリアン料理を味わえる」

そんな噂を聞きつけて、行田市にある電車のレストラン&カフェ「マスタードシード・電車食堂」に行ってきました!


マスタードシード・電車食堂とは

公式サイトによると、埼玉県行田市にある「電車のお店のカフェ&レストラン」とのことで、足を運んでみるとその名の通り実際の電車を用いたカフェ&レストランとなっております。

あまりなじみのない色合いの電車で私はピンと来なかったのですが、それもそのはず。

「東武鉄道 クハ703」、そう、調べてみると1991年に廃車した東武5700系電車。

ウィキペディアによると東武5700系電車(とうぶ5700けいでんしゃ)は、かつて東武鉄道に在籍していた車両であり

「特急用として製造され、後に急行・快速向けとなったが、廃車となるまで40年の長期にわたって優等列車に使用され続けた。」

と紹介されていて、長年走行し続け、愛されていた電車だったそう。

そんな電車だからこそ、今もこうして埼玉でレストラン&カフェとして人々の前に存在しているのかもしれない。

しかし、30年以上前に廃車となっているにも関わらず、外装がとても綺麗で驚いたところ、こんな記事を見つけました。

東武5700系唯一の晩年の姿を後世に!

なるほど!クラウドファンディングで美しい状態を保っていたのですね。

クラウドファンディングの修繕報告書によると

「今回の皆様からの資金調達により側面も同じ手法で修繕塗装し、今後も現地で現役さながらの姿で保存していけたらと思います。」

と説明されており、沢山の人々の手によって現役さながらの姿のままで存在し続けるのだな~と感慨深くなってしまいました。

ただ、何も電車だけが魅力的なわけではなく、外装もすごくオシャレで可愛い!


出迎えてくれるおじさまがいい味出しすぎている。

デニムの短パン×スニーカーというカジュアルコーデが決まってますね。

さて、中に入ってみます!

レトロで統一された内装

クラウドファンディングによって修繕された外装だけではなく、内装もとても綺麗でおしゃれ。

良い意味で少し色褪せて時代を感じる温かい色合いがとても居心地が良い。

そして棚の上にはトランクケースがありますね。一気に旅をしている気分になれます。

そして奥へ進むと何かの視線を感じる・・・ん!?誰かいる!?

こっそり近づいてみると・・・

車掌さんの格好をしたお人形が!

ハロウィンの内装も極まって、まるでこの車掌さんの格好をしたお人形がお客さんを驚かせようとしているようにも見えて、そのチャーミングな世界観にさらに和んでしまう。




気になるランチメニュー

私は12時頃行ったのでランチコース(14時まで)を注文しましたが、以下となっておりました。

・お好きなドリンク
・サラダ+トルティーヤ
・ランチコンソメスープ
・本日の前菜3種
・本日のパスタ(4種類から1つ選択可)
・お好きなケーキ
・お好きなドリンク

パスタの種類によって値段は変わりますが、2,000円~2,500円で色々な味を楽しめます。

イタリアン料理中心のお店ではありますが、食べやすいトルティーヤがあったり、食前食後に2回ドリンクがきたり、と

こちらとしては「かゆいところに手が届く」カジュアルスタイルの提供で大変ありがたい。

【本日の前菜3種】
あっさりしていて非常に食べやすい。ガーリックシュリンプは思わずお酒を飲みたくなってしまうほどの程よいしょっぱさ。

【しらす、オニオン、枝豆、トマトの和風パスタ】
オニオンとトマトのエキスがスープとなっていて、麺に味も染みていて凄く美味しい。

特別な材料は使用していないはずなのに、素人には出せない旨みやダシが出ていて、マネしたくてもマネ出来ない味。

家でも食べたいので、頑張ってマネして作ってみます。(そして全くの別の味になってしまう素人料理あるある)

【ブルーベリーチーズケーキ】
甘いものがあまり得意ではない私でも美味しく食べれたちょうど良いサイズ。

ケーキの上に乗ってるブルーベリーやストロベリー、いつも先に食べるか後に食べるか、迷ってしまいますよね。

私は我慢できないタイプなので、気づいたら先に食べているパターンです。子供か。

何度も入りたくなってしまうお手洗い


ちなみに、あまりお手洗い内の様子を鮮明に映すのもアレですので、入り口のみを撮りましたが(※スタッフさんより店内の撮影の許可はいただいております)

お手洗いのドアも、そして中の窓もまさに「電車のお手洗い」そのもので、テンションあがって無駄に横スライドドアを1回多く開け閉めしてしまいました。

そうそう、電車のお手洗いのドアってこの取っ手なんですよね!うわ~もう完全に電車だ、ここは!

”ダイナー”のような場所


ちょうど店内に店主がいらっしゃったのでこんなことを聞いてみた。

私:電車が好きでお店始められたのですか?

店主:別にそこまで特別に電車は好きじゃなかったよー!普通に好きではあったけどね。

私:なぜ、電車食堂をやろうと思ったのですか?

店主:ダイナーみたいな感じをやってみたかったんだよね。

なるほど!確かにどこか北アメリカのレストランっぽい、レトロPOPさとカジュアルさを感じる。

気の知れた仲間で集まり、ワイワイガヤガヤ盛り上がりながら”今この瞬間”を楽しむ、そんな楽しい場所。

また、店内(車内か)にいると、ここが埼玉であることを忘れ、「別のどこかへ旅に出ている」感覚があり、非現実的な時間を送れて本当に居心地がよかった。

店内ではカーペンターズの曲がエンドレスでかかっていたのもよかったなー。

・・・って感じで思い出している今もフワフワしてしまうほど、本当に身も心も癒された素敵な空間でした。

「忙しくてなかなか旅行に行けない」そんな皆さんもぜひ、埼玉で小旅行楽しんでみてくださいね♪

もーみん山猫

東京で生まれ育ち2021年9月に大宮に引っ越して来たWEBライター。鉄道、ジャニーズ、ゲーム大好きオタク系女子。



関連リンク


電車のお店のカフェ&レストラン「マスタードシード・電車食堂」

http://www.sanai-u.com/mustardseed/

  • 〒361-0038 埼玉県行田市前谷463-1 (ものつくり大学近く) JR吹上駅から徒歩15分 駐車場:16台 席数:テーブル席7卓・カウンター席11席
  • 営業時間 / [ランチ]11:30~14:30 [ディナー]17:30~23:00 ※ラストオーダー21:30
  • 定休日 / 火曜日

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