北海道新幹線の恩恵は都民よりも埼玉県民？検証結果に驚きの声
そうだ埼玉.com編集部
やっぱり飛行機の方がいい？
2016年3月26日に開業した、北海道新幹線、新青森～新函館北斗間。
羽田空港から航空機を使えば1時間半弱で到着するため、「使うならやっぱり飛行機なのでは」といった声は未だに多く、開業から９日間の予約率が２４％にとどまっています。
これを受けＪＲ北海道の島田修社長は２８日の記者会見で「東北との交流の拡大や外国人観光客の取り込みなど営業を本格化させ、新幹線の開業を具体的な効果につなげていきたい」と述べ、利用拡大に向けた営業やプロモーション活動を進めていく考えを強調しています。
4時間の壁
東京～新函館北斗の最速列車の所要時間は４時間２分と、いわゆる4時間の壁を越えられなかったこともあり
経営を不安視する声も方々で挙がっていますが、ここで、あるツイートを皮切りに、「今回の北海道新幹線開業は、埼玉県民に一番恩恵がある」といった見かたが出てきています。
ぶっちゃけ言うと、北海道新幹線開業では都民よりも埼玉県民のが受ける利益はデカイと思う。大宮からだと３．５Hで函館北斗なんだよね。羽田から飛行機使うのとほぼ同じ。それでいて面倒なことは一切ないし終電も遅いし本数が多い。うちからでも乗り換え一回で新函館北斗なんよ。これは凄いこと
— DVD-RW (@DVD_YUBOKUMIN) 2016年3月21日
東京からではなく埼玉からと考えるとよさげ
このツイートをきっかけに、HIJMSあわじ@海楽フェスタ参戦(@hijmsawaji)さんの検証も話題となっています。
仮にさいたま市の大宮から函館に向かうとしよう。起点は大宮駅、終点は函館駅とする。まず飛行機を考える。仮に羽田を12時40分にでるJAL587便に乗るとしよう。搭乗手続きや手荷物を考えればだいたい1時間くらい前に羽田につきたい。
10時43分に大宮をでて、品川で乗り換え、京急線で羽田空港国内線ターミナル駅に11時48分につく。
11時48分の羽田到着から12時40分の離陸までの時間は52分。そして函館に到着するのが14時ちょうど。
函館空港から函館駅まではシャトルバスがある。14時15分の便で函館駅に14時35分に到着。
大宮から飛行機を利用して函館まで行くと待ち時間も含めたトータルの所要時間は3時間52分。
@hijmsawajiさんツイート引用。
つまり、10時43分に大宮を出て、14時35分に函館駅に到着。
それでは新幹線を利用して大宮から函館まで行くことを考えよう。最速達のはやぶさ11号に乗る。大宮駅は10時ちょうど発。新函館北斗には13時38分の到着だ。
そして新函館北斗から13時51分発のはこだてライナーにのると函館到着は14時06分。
新幹線を使用した場合、待ち時間も含めたトータルの所要時間は4時間6分。
また飛行機に比べて新幹線は切符さえ買えば特に手続きもなく楽であったり、出発1分前でも乗り込めるという点も考慮できる。
北海道新幹線は東京〜函館間で飛行機に比べて時間がかかることをもってして無駄だとかいう言説を散見するが埼玉県民にとっては北海道新幹線は航空機に並びうる選択肢の一つだということを考えてもらいたい。
@hijmsawajiさんツイート引用。
こちらは、10時に大宮を出て、14時06分に函館駅に到着。
つまり飛行機の最短は3時間52分（上野東京ラインを使わない場合は4時間2分）、新幹線の最短は4時間6分、その差14分。
ちなみに運賃は、新幹線だと2万円代前半、飛行機だと約4万円程度。
これらの検証結果にネット上では「最高だ」「すごい」など驚きの声が挙がっています。
大宮までどのように行くか、飛行機のマイル、利用時期や時間帯などによっては、もちろん状況や運賃なども変化してきますが、もしかするとJR北海道は、外国人観光客の取り込み以上に、埼玉県民の取り込みに力を入れた方がいいのかも・・・！？
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出典 : togetter（北海道新幹線は埼玉県民にとって便利なのか計算してみた）
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埼玉ポーズを作ったクリエイティブ・ディレクター / SNS総フォロワー12万人 / 小説『ブルーハーツを聴かずに親父は死んだ』web連載中
