巨像愛好家必見!埼玉が誇る巨像「鳥居観音」の魅力に迫る
そうだ埼玉.com公式ライター : 未衣子
埼玉に住む巨像愛好家として、嫉妬してきました。日本有数の巨像のある土地と、そこで暮らす人々へ。
わたしだって、いつもそばに巨像のある暮らしをしてみたい。それが叶わぬというならばせめて、同じ県内に最高の像をひとつ、置いて下さらないか――
と、そんなことを今さら願うまでもなく、すでにありました!埼玉県内に、最高の巨大観音像が!
3体の巨像が結集して迫力満点!
その名も「鳥居観音」。“巨大”とはいっても、全長たった33メートルですから、巨像界においては、かなり小柄な巨大観音様です。
ところがこの観音様、なんと小柄な巨像が3体揃って並んでいます。これは、日本中どこを探しても見ないデザインです。
“3本の矢”ではありませんが、小さな巨大観音様でも、3名もそろえば1人前の迫力が発揮できるというものです。
外観はもちろんのこと、胎内も華美で見ごたえがあります。極彩色の仏像群や、観音様のご尊顔柄のステンドグラス。参拝していると、しだいに「ここは一体どこの国だろうか」と不思議な気持ちになってきます。
地球儀と観音 謎のコラボ
東京ディズニーSEAのゲートを彷彿とさせるこの像の名は、「平和観音」です。なぜか地球儀の上に観音様が立っています。
落ちついて美しい木々の紅葉と、それらへ一切馴染む素振りを見せない、大胆なライトブルー。あまりにエキセントリックですね。
山全体が“本堂”というスケールのでかさ
その他にも、極彩色の建造物がいくつも、険しい山道の合間に、絶妙な塩梅で配置されています。
それもそのはず、鳥居観音では、山全体が“本堂”とみなされているのだそうです。
わたしたち参拝客は、繰り返す上下運動に限界を迎えそうな太ももの疲労とともに、全力での参拝を強いられます。
少し見晴らしの良いところへたどり着くと、山中に点在する建造物が一望できるのですが—―そのあまりの絶景に、「まさか自分がこんな距離を歩いたなんて……」と驚かずにいられないでしょう。
決して油断ならぬ、険しい山道です。1周して戻って来るのに、徒歩で1時間以上かかります。
山道の入り口付近でご年配の方を見かけたからといって、「あの老夫婦でも歩けるのだから」などと見くびってはいけません。はっきり言って、若者にも険しいですよ。
週末は、鳥居観音を見に行こう!
今回は、埼玉県飯能市にある「鳥居観音」をご紹介しました。
巨像愛好家のみなさんも珍スポット好きのみなさんも、ぜひ遊びに行きましょう。下山後の達成感は、国内にある他のどの巨像にも負けません。
それでいて入山料は、たった200円ぽっきりです。
こんなに安くて楽しめるレジャースポットは、なかなか他にありませんよ!
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埼玉で文章を書くうさぎ。ゴーストライターとして生計を立てている。好きな埼玉は、鳥居観音、聖天宮、オートレストラン鉄剣タロー、ご当地キャラのカパルなど。鴻巣市在住。