埼玉県民から学ぶ!人にディスられた時の3つの対処法
ライター : 未衣子
いくらディスられても平気でニコニコしていられる人なんて、世の中にそう居るものではありません。
しかし、埼玉県では事情が違います。
埼玉県民は、自分たちの県がディスられても決して怒らず、なぜか静かに笑っているのです!
埼玉をこっぴどくディスる漫画でお馴染の「翔んで埼玉」が、堂々と書店に平積みされているこの寛容さ……。
2016年05月19日
なんでこんな漫画描いたのよ!「翔んで埼玉」作者に県民が突撃取材!前編
たとえばこれが他県だったら、一体どうなってしまうでしょう?場合によっては、社会問題に発展することもあるかも…。
しかし、仏の顔も3度と言いますが、埼玉をディスった場合は4度目以降も許されます。
そんな、心の広い埼玉県民から、いざという時に使える「人にディスられた時の対処法」を学んでみましょう!
事実をありのままに受け止める
【会話例】
非・埼玉県民「埼玉ってダサいよね」
埼玉県民「うん」
【解説】
ダサいと言われたら、ダサいと、事実を、ありのままに受け止める。そういう暖簾に腕押しの対応が、相手の戦意を喪失させるのです。
「もっとがっかりすると思ったんだけどな……」そう言って、非・埼玉県民は、逆にがっかり。
ダサいたまと言われたら、「うん、私もそう思うよ」とさわやかな笑顔で、気持ち良く返事をしましょう。
時には優しいウソをつく
【会話例】
非・埼玉県民「埼玉ってなにもないよね」
埼玉県民「うん(本当はレイクタウンがあるけど……)」
【解説】
ありのままに真実を伝えるのは、時に、優しさを欠いた非情な行為にもなり得ます。
この例で見られるのは、非・埼玉県民が抱く埼玉県のイメージを壊さないように、優しいウソをつく埼玉県民の心遣いです。
本当は、レイクタウンも鉄道博物館も秩父も草加せんべいもあります。
しかし、ここはひとまず、“なにもない”ということにしておきましょう。
そして、ほとぼりがさめた後でそっと「今度、一緒にレイクタウンに行きませんか?」とお誘いしてみてください。
ディスられるのはなんだかんだいってオイシイ
【会話例】
非・埼玉県民「どこに住んでいるの?」
埼玉県民「埼玉の熊谷だよ」
非・埼玉県民「熊谷って、あの日本一暑いところ?」
埼玉県民「いやー。最近、館林に日本一を取られちゃってさ(笑)」
【解説】
「熊谷って、あの日本一暑いところ?」そう言われるたびに、実はオイシイと思っている埼玉県民。
昨今、“日本一暑い街”の座は、実力において群馬県の館林市に奪われつつあります。
そうはいっても、非・埼玉県民のあいだでは、“日本一暑い街”といえばいまだに熊谷市の方がより強く印象に残っているようです。
どうして埼玉県民はディスられても平気なの?
大切な故郷をディスられたら、怒るのが当たり前。それなのに、ここまで平気でいられる埼玉県民は、なんだんかんだいって、このオイシイポジションを楽しんでいるのかもしれません。
また、これだけディスられても優雅に対処できるのは、自分たちの暮らしに満足していて心に余裕があるという、“埼玉の住みやすさ”の証明でもあるわけです。
この圧倒的な余裕の秘密が知りたければ、あなたもぜひ埼玉に遊びに来て、あわよくばそのまま住んでみてくださいね。
なんでこんな漫画描いたのよ!「翔んで埼玉」魔夜峰央先生に埼玉県民が突撃取材!前編
【ディスるな危険!】絶対にディスってはいけない埼玉県民の特徴について埼玉県民が紹介してみる
埼玉と千葉の戦闘力を細かく比較してみた~関東3位争いの行方~
埼玉で文章を書くうさぎ。ゴーストライターとして生計を立てている。好きな埼玉は、鳥居観音、聖天宮、オートレストラン鉄剣タロー、ご当地キャラのカパルなど。鴻巣市在住。