全曲埼玉がモチーフ!和楽器カルテット「サイタマティック」を君は知っているか
編集長 : 鷺谷政明
『そうだ埼玉』を和楽器でカバーした人たちがいる。
それがサイタマティックだ。
最初これを聴いたときはド肝を抜かれた。
和楽器だからといって決して上品にまとめるわけではなく、原曲のロックテイストを十二分に感じさせるこのアッパー感たるや。和楽器奏者らの鬼気迫るロックの解釈に圧倒される。
特に、2番(3:31~)に入り各楽器が縦横無尽に乱舞していくあたりは、和楽器ファン、そして埼玉県民でなくても心を打たれるはず。
この音源が収録された「サイタマティックVol.1」は2016年に発売済だが、
2016年07月20日
「そうだ埼玉」カバー曲収録のアルバムが発売決定!埼玉のテーマソング的CDが完成
2019年8月3日に2ndアルバムが発売となり、現在も県内の様々なイベントに出演中。
私はこれまで、「埼玉」でなんとなくなにかを始めた人は何人も見てきたが、たいてい1年か2年も続けばいいほう。
全曲埼玉がモチーフ!和楽器カルテット「サイタマティック」🎵
「大宮駅前海岸に出たかった」「スターダストレビューをカバーした理由は…」「今後埼玉県で出たいイベントは…」
インタビュー記事はコチラ!https://t.co/LKbHZQQXPJ@saitamatic #スタレビ #埼玉ポーズ #そうだ埼玉 pic.twitter.com/XOw96QqjVr
— そうだ埼玉.com@埼玉ポーズ公式 (@soudasaitama) August 12, 2019
「埼玉」で、「和楽器」で、ますます勢いを増しているサイタマティックに、話を聞いてみた。
リーダー田辺明さんに聞いてみた
左から神谷舞(箏・十七絃 / 蓮田市出身)
吉葉景子(二十五絃箏 / 鶴ヶ島市出身)
柴香山(尺八 / さいたま市出身)
田辺明(三味線 / 小川町出身)
県内を回っていて地域の特色を感じることはありますか?
「埼玉も広いので都市部や郊外で地域差はありますが、総じて『(何もないけど)住みやすい』といった声を聞くことが多いように感じます」
東松山ピオニウォーク
「イベントでは、私たちが埼玉出身というと、お客様がとても温かく迎えてくれます」
今後の県内イベントのご予定は?
2019年5月・大宮盆栽村おもてなしイベント、7月・NHKさいたま、8月・川越ヤオコー美術館、東松山ピオニウォーク
「8月10日に川越蔵里の八州亭さんで伝統和芸鑑賞会、9月8日に川越REMIXというイベントで、同じく川越の養寿院山門前に出演予定です。最近はイベント出演の他にも小中学校や幼稚園でのアウトリーチに力を入れ始めているので、そういった活動も広がっていったらいいなと思います」
出てみたい県内のイベントはありますか?
「出てみたいというか、出たかったイベントは『大宮駅前海岸』ですね(笑)」
2019年07月29日
大宮駅前海岸にマツコ・デラックス降臨!?
埼玉県のここが良い、ここが悪い、という点を挙げるなら…?
「良くも悪くも器が広い。何でも受け入れられる気質だと思います。多少悪く言われても『そうなんだよね』って笑い飛ばしちゃう心の広さ、でも他県に忖度しすぎて卑屈になってしまうのがたまにキズ(笑)。でも最近は、少しずつ存在感を出しているような気がします」
1stでは6才児、2ndでは行田市出身スターダストレビューの曲をカバーされていますが、ここも埼玉にこだわって?
「もちろんです。最近はコンサートのお客様に『埼玉出身のアーティストと言えば?』と情報取集しています。今のところ本田美奈子さんや椎名林檎さん、THE ALFEEの高見沢俊彦さんが挙がっています」
2017年01月30日
東京事変「キラーチューン」のPV撮影場所がさいたま新都心って知ってた?
「今後は、そういったシリーズでカバーもやっていきたいですね。ちなみに、HOUND DOGの大友康平さんは私の母が同郷の同級生だと自慢しています」
2nd『白銀の霧(M-1)』や『サキミタマ(M-5)』には“ロック”を感じました。サイタマティックは、ロックの影響も受けている…?
「影響を感じますかね…(笑)。でもロックは魂なので、埼玉の魂“幸魂(さきたま)”の影響はあるかもしれませんね」
改めて、2ndの聴きどころを
「今回も、徹底して埼玉を題材に収録しています。『白銀の霧(M-1)』は秩父の三峯神社を、『うなぎ(M-2)』は浦和や川越に名店を多く持つところから、『竜神灯(M-3)』はさいたま市見沼区の竜神伝説から、そしてスターダストレビューさんの『木蘭の涙(M-4)』、埼玉の語源でもある『サキミタマ(M-5)』をモチーフにと、埼玉感満載です」
全曲が埼玉モチーフというのはすごいですね
「ちなみに、レコーディングスタジオも埼玉県内のスタジオ(1stは上尾、2ndは所沢)でレコーディングしています。そして特筆すべきは、ジャケットイラストがNACK5パーソナリティで漫画家のあらい太朗さんに描いていただいたところです!」
埼玉に特化した和楽器カルテットというところで、活動の難しさを感じることはありますか?
「活動の難しさとしては、埼玉以外では呼ばれにくい、その一点ですね(笑)むしろ埼玉の(勝手に)観光大使として魅力を発信していきたいところなんですが(笑)」
これからやってみたいことや野望などはありますか?
「やってみたいのは『そうだ埼玉』と同じく、埼玉県内の全市町村での出演です。5年くらい活動していますが、まだ半分も達成できていないので『そうだ埼玉』の偉大さを感じます。あとはテレ玉とNACK5出演ですね!」
CDはメールやホームページから
当サイトユーザーはほとんど埼玉県民。最後に県民のみなさんへメッセージを
「1stアルバムから3年、2ndアルバムはさらにサイタマティックな内容になっていますので、是非色々な方にサイタマティックなサウンドを聴いていただきたいです。CDはホームページやメールで受付けております。また、CDを置いてくださるところも募集しております。Twitterのフォローも大歓迎です!」
「サイタマティックは、県内でもまだまだ行っていない地域がありますので、全市町村に和楽器で埼玉愛を届けられるように、埼玉と言えばサイタマティックと呼ばれるように努力していきます。むしろ是非呼んでいただきたい!とアツく願っています!これからも応援よろしくお願いします!」
「そうだ埼玉」カバー曲収録のアルバムが発売決定!埼玉のテーマソング的CDが完成
埼玉ポーズを作ったクリエイティブ・ディレクター / SNS総フォロワー12万人 / 小説『ブルーハーツを聴かずに親父は死んだ』web連載中