埼玉産ワイン!おいしく学べる兎田ワイナリー見学に行ってきた!【秩父市】
そうだ埼玉.com公式ライター : HIRO_T
ブームになりつつある日本ワイン。
私もときどき、記念日などにワインを楽しみます。
お隣の山梨県はワインの地として有名ですが、埼玉県にも
・武蔵野わいん
麻原酒造株式会社 越生ブリュワリー
・シャトー秩父
株式会社 矢尾本店 酒づくりの森
・源作印ワイン
有限会社秩父ワイン
など、少数ながらワイナリーがあるんです!
今回は、今年の1月TBS番組「ふるさとの夢」でも紹介された、2015年オープンの秩父ファーマーズファクトリー兎田(うさぎだ)ワイナリーの工場や、農園レストランまで一挙ご紹介します!
秩父の自然豊かな場所に佇むワイナリー
埼玉県秩父市下吉田にある兎田ワイナリーでは、自社畑で栽培したブドウを、自社醸造所で生産し、本格的な自家製秩父産ワインを提供しています。
(ちなみに、兎田(うさぎだ)とはこの辺りの地名から)
自社ブドウのほかにも、地元の契約農場から買い取ったドウも使用しており、オーナーの深田和彦さんいわく「理想のワインは地元の人との協力があってこそつくり出せる」とのこと。
だからか、ロゴマークは、ブドウの果汁と努力の汗であるしずくを表現し、上に人の字を添えたデザインになっています。
秩父の山々に囲まれた広大な土地
出典:https://www.securite.jp/news/activity?a=35
ワイナリーの目の前には、2.5ヘクタールものブドウ畑が広がります。
(写真は8月頃の様子)
この辺りの土地は昼夜の寒暖差があり、土も粘土質でかたいため、美味しいブドウを育てるには最適なんです!
毎年、収穫期の11月には収穫祭が開催され、その年のワインと美味しい食事を楽しむことができます。
3月のこの時期ブドウ畑の木はこのような感じ。これでも5年目の木です。
国産の苗木は大変人気があり、入手困難で3年待ちの状態なんだとか。
数々のワインコンクール受賞
元々、ワインやお惣菜を販売する店舗を経営していたオーナーの深田氏。
本格的なワインづくりを追求し、2014年にコンクール受賞後、ワイナリーを設立しました。
右の写真はオーナーの深田氏(中央)と、料理の鉄人で有名な坂井浩之シェフ(一番右)。
坂井シェフのお店でも、兎田ワイナリーのワインを提供しています。
鉄人お墨付きですね!
エントランス内には、国産ワインコンクールなど、これまで数々の賞を受賞された盾と共にワインが飾られています!
工場内は大きな樽やタンクがあって迫力満点!
兎田ワイナリーは工場内を見学することが可能で、AM11:00~、PM1:00~、2:00~、3:00~と1日4回実施しています。※事前に電話予約が必要
スタッフの方が、分かりやすく製造工程を説明してくれ、季節によっては醸造作業や瓶詰作業の見学もできますよ!
こちらはイタリアメーカーの醸造タンク。
この日、タンク内のワイン温度は6.8度に設定。
発酵の進み具合によって、15度位まで徹底した温度管理がされています。
香りが芳ばしいワイン貯蔵庫
シャッターを開けてもらい、貯蔵庫内へ。
中に入ると大きな樽がたくさん!フワ~っとワインの良い香りが漂います。
樽には「メルロー2016」の文字。去年のワインを、ちょうど熟成させている真っ最中でした。
1つ225リットルの樽からは、300本ものワインが作られます。
そしてこの樽、3回程度しか使用しないとのこと。それ以上使用すると、ワインが蒸発しやすくなってしまうそうです。
使用後の樽は、お店のインテリアや飾りとして再利用されています。
出典:http://cavewine.net/contents/4727
こうして丹精込めて作られたワインは、近くのレストランで試飲や購入ができます。
ほかには秩父市内の地場産センター、道の駅や矢尾百貨店、大宮高島屋でも販売中。
また、ネット通販では楽天市場や、TV放送されたTBS ishopでも購入が可能です。
人気商品は、白ワインの秩父ブランや、マスカットベリーAから作られた、赤ワインの秩父ルージュ。
その他、スパークリングやアップルワイン、ブルーベリーワインもおすすめです。
レストランでワインや秩父グルメを堪能!
出典:http://cavewine.net/contents/4727
兎田ワイナリーから歩いて2~3分の場所にある、「釜の上農園村レストラン」。
お食事休憩やワインの試飲ができ、地元野菜や秩父土産の販売もしています。
店内に並ぶワイン。
これでもだいぶ売れてしまったそうです。3月下旬以降に追加で販売予定とのこと。
ワインと埼玉S級グルメが絶品!
出典:http://cavewine.net/contents/4727
レストランでは、ワインに良く合うお食事も充実!こちらは「秩父豚の農園村焼き」。
地元の素材を使用しており、埼玉県のS級グルメとして認定されています。
お肉に野菜、ワインまですべてが秩父産。まさにmade in SAITAMA!
地元愛が生んだ秩父産ワイン
試飲では、美味しくてジュースのように飲んでしまった秩父ルージュのロゼと巨峰2016を購入。
秩父ルージュのフルボトルは完売だったため、ハーフボトルを。
皆さんも、「兎田ワイナリー」でワインの魅力に触れてみてはいかがですか?
釜の上農園レストランアクセス方法
釜の上農園レストラン
〒369-1503 埼玉県秩父市下吉田3942
電話番号:0494-77-1123
営業時間:直売所10:00~17:00 レストラン11:00~15:00
※ディナーは要予約
電車利用の場合
西武秩父駅から西部バス元気村行きで40分→バス停「吉田上町」下車、徒歩10分。
車の場合
関越道花園ICから国道140号経由で24Km、約40分。
群馬県で生まれ育ち、2009年から本庄市に。旅行や温泉、食べ歩き&飲み歩きなど楽しいことが大好きな、調理師免許を持つ健康マニア。埼玉県本庄市在住。