疲れた心を癒すテレビ埼玉の猫ドラマ3選
そうだ埼玉.com公式ライター : となりのスゥさん
テレ玉で放送される心温まるアニマルドラマ
埼玉県民の皆様、テレ玉って見ていますか?
埼玉県のローカルな話題やマニアックな番組、誰がどんな思いつきで決めたのか分からないアニメの再放送が特徴的なテレビ放送局。
テレビ埼玉をPRしているてれ玉くんが異様に目立ちまくっていますが、一つ一つの番組内容は、アットホームでゆるいので「なんか心が疲れた」と言う時に見ると肩の力が抜けます。
その中で定期的に放送されているアニマル系ドラマがステキです。
じんわり泣けます。
「仕事に疲れた」「友達いらない」「敵は本能寺にあり」なんて思いつつも笑顔で毎日を生き抜いている人におススメな癒し系猫ドラマをご紹介します。
猫と侍の物語『猫侍』
『猫侍』というそのタイトルだけで興味深いというか、物語が全然想像できません。
凄腕の剣客にもかかわらず無職になってしまい、再起をかけて江戸に乗り込んだ斑目久太郎(北村一輝)が、ひょんなことから猫の命を助けてしまい、一緒に暮らすことになる中年武士と猫の物語。
無口・厳つい顔・うまく意思表示が出来ないなどで人との間に壁を作り、職探しもままならない日々。
その点を悩みながらも久太郎独自の心の中に流れるオリジナルソングで自分を励まし続けるチャーミングな武士の一面も!
そんな武士が猫と交流していくうちに、自分らしさや家族との関係を見直していく姿がもどかしくもあり、応援したくなる時代劇×猫ドラマです。
黒猫が運んできた転機『くろねこルーシー』
会社にリストラされ失意の中、彼女の妊娠、実の母親が入院してしまったりと人生がてんやわんやしている鴨志田陽(山本耕史)。
そんなゴタゴタした日々の中で思い出してしまうのが、今は亡き父のこと。
猫にばかり目を掛け、占い師を生業としていた父が大嫌いだった。
そして、無理やり母に押し付けられたルーとシーという2匹の黒猫を飼うことになり、これが陽の人生のターニングポイントとなる。
就活中に出会ってきた人々との縁もあり、嫌っていた父の仕事である占い師の道を進むことになる。
父との分かり合えなかった時間を振り返りつつ、陽自身が父となっていく過程で、少しずつ亡き父の不器用な愛情表現を理解できるようになっていく心の機微がみどころ。
猫を通して好転していく人生と、徐々に紐解かれていく父との関係がじっくりと描かれています。
起伏の激しいジェットコースター系ではなく、日常系でどこか陽だまりのような暖かさを感じる丁寧なドラマです。
ダメなお父さん再生物語『ねこタクシー』
元中学校教師でタクシー運転手の間瀬垣勤(カンニング竹山)40歳。
中学生の娘には煙たがられ、妻には何の期待もされずすっかり無気力で頑張り方を忘れてしまったどこにでもいそうなお父さん。
仕事の休憩中、御子神という名札をつけた野良猫に出会い、誰にも囚われず思うように生きているよう姿に心惹かれる。
いけないことと分かっていながらも、密かに御子神さんを助手席に乗せて、ねこタクシー営業を開始する。
それまでお客さんとの会話は極力避けていた勤だが、御子神さんを通して出会うお客さんの人生に触れたり、時には心無い人と衝突する中で、忘れていた自分なりに頑張ることとはどういうことかを思い出す。
傷つかず傷つけず、長い物にも巻かれまくって、自分で考えることすら放棄してしまうような日常に身を置いている人には、胸が痛くなる場面もありますが、そこからジワジワと、勇気がないながらも一歩一歩進んでいく勤の行動に「お父さん頑張って!」と思わず声を掛けたくなるくらい心打たれます。
動物を通して見る自分の気持ち
猫に限らず、動物と暮らすことが当り前な現代ですが、動物と過ごす時間と言うのは普段、職場や学校で見せている自分とは違う一面であり、素直な状態とも言えます。
人には話せないけれどなぜか分かってくれるような気がして、動物に話しかけてしまったり。
動物と過ごす時間の中から出てくる言葉は、きっと本来の自分の言葉なのではないかと思います。
職場では厳しいあなたも。
学校ではクールなあなたも。
どうにもこうにも忙しい人にこそ、少し時間を割いて見てほしい!猫ドラマ3選でした。
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