ラグビー無知の女子が熊谷ラグビー場で試合観戦した結果
そうだ埼玉.com公式ライター : Anna79
みなさん、ラグビーについてどのくらいの知識を持っていますか?
「屈強な男たちがタックルしてボールを奪って走る」
「五郎丸というイケメン選手がいる」
正直私はこのくらいのイメージしかありませんでした。
そんな私が本格的な試合を見学したらどうなるのか?楽しめるものなのか?
実は今、埼玉県民がラグビーファンになるにはぴったりのタイミングなんです。
サッカーワールドカップ、オリンピックと並び、世界三大スポーツイベントと呼ばれるラグビーワールドカップが、2019年、埼玉県熊谷市で開催されます。
これを埼玉県で見られるとは県民として誇らしい!
というわけで早速、熊谷ラグビー場に足を運んでみました!
ジャパンラグビートップリーグ2017-2018を観戦
今回私が見に行ったのは、ジャパンラグビー トップリーグ217-2018。
強豪、パナソニック・ワイルドナイツがホームグラウンドとする熊谷スポーツ文化公園陸上競技場での最終戦です。
ラグビーについて何もわからないのにただ試合を見てもな……と悩む私の救世主が、こちらのお二人。
堀越正己さん(左)は、立正大学ラグビー部の監督で、高校3年生のときに、全国高校大会で準優勝。
早稲田大学時代は大学選手権優勝など、早くから日本ラグビー界で活躍していた方で、神戸製鋼ラグビー部でも日本選手権7連覇に貢献し、日本代表としてワールドカップにも出場された、ラグビー界のレジェンドです。
栗原稔さん(右)は、一般社団法人埼玉県ラグビーフットボール協会普及育成委員会委員長。
協会では20年ものあいだ主に埼玉県でのラグビーの普及に尽力し、現在は草加ラグビースクールの代表を務めるかたわら、埼玉ラグビーサポーターズクラブ運営にも携わっています。
ジャパンラグビートップリーグはお二人のようなラグビーのプロフェッショナルの他、たくさんのボランティアの方に支えられて運営されています。
みなさんのホスピタリティが素晴らしいと、関係者のみなさんは口々におっしゃっていました。
今回はお二人に、会場のことやルールについてなどを伺い、基礎知識を身に着けたところで、さっそく会場に入ります。
試合はリーグ1位の超強豪パナソニック・ワイルドナイツvsリコー・ブラックラムズ戦。
ラグビーの試合を見るためにはチケットを購入する必要があるのですが、席によってお値段が変わります。
前売り券の方が当日券より安く、1,800円から買えるのでお手頃。
私が最も気に入ったのは、こちらのおもてなしシート。
価格は1万円とお高めですが、入場制限はなく、無料で飲み物や食べ物がふるまわれるので意外とお得。
外のシートからの見晴らしもバツグンで、グラウンド全体をしっかり見ることができます。
14時、埼玉のゆるキャラと子供たちに見守られながら、選手が入場します。
1チーム15人編成で、約30名の選手が続々と表れました。
上から見ていてもかなりガタイがいいことがわかる。これはマッチョ好きとしてはちょっと興奮。
そしていよいよ試合開始。
ラグビーでは、点が入るのには5つのパターンがあります。
トライ:敵チームのインゴールというスペースにボールを着地させる
ペナルティトライ:相手の反則がなければトライが成功したと認められる
コンバージョンゴール:トライ後、ゴールキックを成功させる
ペナルティゴール:反則をされたあとにゴールキックを成功させる
ドロップゴール:ドロップキックでゴールキックを成功させる
簡単に言えば、ボールをもって走って相手の陣地に持っていくか、ボールをけってゴールにいれるかすれば点が入るんです。
試合中は、選手がトライしそうになると会場全体が盛り上がり、つられて私も一丁前に「惜し~!」と叫んでいました。
私は基本的にスポーツ観戦が苦手なんですが、その要因は見ていてどうしても途中で飽きるから。
しかし飽きっぽい私でも、押したり押されたりの展開にハラハラし、点が入れば喜んで知らない人とハイタッチするくらいテンションは高いままでした。
おそらく会場内の誰よりもラグビーの知識がない私でも、大興奮でした。
ラグビー好き女子“ラグ女”に魅力を聞いてみた
会場で、ラグビーファンの女性二人組に遭遇。
試合を見るために日本全国をまわるほどのラグ女。
りこさん(左)はラグビーの盛んな深谷出身で、ファン歴はなんと10年。
あんなさん(右)は大学時代、実際にラグビーをしていたこともあるそう。
お二人にラグビーの魅力を伺ってみると、
「冬場はスクラムは選手から出る湯気がいい」
「タックル時の音がやばい」
と、出るわ出るわ、マニアックな視点。
二人のラグビー愛をひしひしと感じながらも、「でもこれは初心者には伝えきれないのでは……」と焦る私に、初心者でも楽しめるポイントを教えていただきました。
「ラグビー選手はイケメンが多いですよ。ただのイケメンではなく体をはるイケメンだからいいですね!」
「しかも、守ってもらえる感がめちゃめちゃある!」
いいですね!女子ならではの視点!
ラグビーにそれほど興味を持っていなくても、イケメンが好きなら一度試合を見てみる価値はありそうです!
熊谷ラグビー場のグルメ
会場敷地内には埼玉名物を売っているお店がたくさんあって驚きです。
今回は、熊谷名物と書かれていたホルどんを食べました。
もっちもちのうどんと、甘辛いホルモンの相性はばっちり。
そしてお馴染み行田市名物ゼリーフライ。変わらない安定のおいしさでした。
埼玉のゆるキャラたちもたくさんいて、あちこちで写真撮影大会が開かれており、かなり賑やかでした。
埼玉県は子供がラグビーを始めるのに最高の環境
埼玉県には子供たちのラグビーチームがいくつかありますが、この日、敷地内広場で小学生チームによる交流試合が行われていました。
1~2年、3~4年、5~6年のチームに別れており、低学年は小さい子が頑張っているのがかわいく、高学年になると体つきも大きく迫力があったり、それぞれの魅力があります。
そして埼玉県の小学生チームには、重要視していることが1つあるんです。
それが、「ラグビーを楽しむ」という姿勢。
勝つための苦しい練習は、高校生になれば否が応でも始まります。
だからこそ小学生のうちは、勝ち負けよりラグビーに親しんでもらうことに重点を置いているそうです。
実際、試合中も「ダメだ!」といったようなネガティブな言葉は聞かれず「ナイストライ!」「いいぞ、そのまま!」という声援が多く、子供たちも伸び伸びと試合をしていました。
2019年、超強豪チームが世界一を争う姿を、生で見れるかなり貴重なチャンスがやってきます。
これからゆっくりルールや選手を覚えていけば、ワールドカップのころにはしっかり楽しめるようになっているはず。
まずはぜひ一度、実際に試合を見に行ってみてください!
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東京で生まれ、一瞬神奈川に住み、千葉で育ち、現在埼玉に住んでいます。グルメ情報やイベント、美容に関する、埼玉ならではの記事を皆さんにお届けします!埼玉県草加市在住