USTREAM大賞9位を獲得した埼玉女子会×地域情報「アマチアス」ってなんなの?
USTREAMって?
USTREAM(ユーストリーム)とは、インターネットを使った動画配信サービスのこと。 YouTubeは、録画(保存)してある映像データをアップしていきますが、USTREAMはその場で撮影している映像をリアルタイムでインターネット配信できることが特徴です。また、リアルタイムで視聴者がコメントを投稿することができ、出演者とコミュニケーションをとることが出来るんです。ニコニコ動画も同じですね。
現在、個人だけではなく企業も、このUSTREAMを様々な手法で使っています。
アマチアスとは、4人の女性タレントが埼玉の情報を発信するUSTREAM番組
▲左より村田綾さん、大野ひろみさん、竹田汐里さん、梶尾理沙さん
2011年11月より開始された「アマチアス」は、一年ごとにパーソナリティが変わり、現在放送中の3rdシーズンメンバーは、村田綾さん、大野ひろみさん、竹田汐里さん、梶尾理沙さんの4名で構成され、毎週火曜21時~22時まで生放送で配信中。
毎回、埼玉で活躍する企業、団体、著名人などをゲストに呼び、パーソナリティ4名がゲストを紹介していきながら進行していくのが一般的な番組内容になっています。
最近だと、ミスユニバース埼玉の薗田杏奈さんや阿部和代さん、WBA世界スーパーフェザー級チャンピオン内山高志選手、ギネス認定店UFOキャッチャーエブリデイ行田店や山田うどん、他にもさいたま市役所や上尾市役所、自衛隊なども出演しています。
番組は毎週、パンダスタジオさいたまから生配信。スタジオはグリーンバックのクロマキー合成で作られているので、背景はテレビ番組のようなセットで視聴者には見え、本格的。まるで90年代に話題となった日本テレビ系番組「電波少年」のよう!
ちなみにこの「アマチアス」という名前、英語表記だと「AMATIAS」。そう、「SAITAMA」を逆さにしているわけですね。
アマチアスという番組を作ってるのってどこの誰?
この番組を作っているのはパンダスタジオさいたまの山浦孝行さんと水谷健司さん。このお二人は、パンダスタジオさいたまを擁している株式会社エクシムという会社の社員。
しかし、株式会社エクシムは、貸しスタジオ事業、映像制作事業がメインの会社ではなく、埼玉に拠点を置く、不動産に特化した広告代理店。チラシ、web、動画などを使った不動産広告宣伝の企画、制作や、不動産販売コンサルティング事業などを行っている会社なんです。水谷さんは宅地建物取引主任者の資格もお持ちです。
でも、なんで不動産の広告代理店が埼玉情報発信USTREAM番組をやっているんだろう…?
分からないので、その辺をお二人に聞いてみました!
「まず紙媒体の停滞というのが1つあります。時代はよりインターネットが主流になっていき、速度感を重視したUSTREAMを使ったプロモーションも増えてきます。これからは、自分の会社も自分で発信する時代によりなっていくと思っています。でも、みなさんやり方や方法論がいまいち分からず手を出せない。そこで、自分たちが先駆けとなってやってみたかったというがあります」
「また、不動産はそもそも地域情報。楽しく地域情報を発信していくことで、エクシムのブランディングにも繋がると思いました」
地域情報を最もよく知る不動産が、速度感を重視したプロモーションを
確かに、不動産の広告代理店として、顧客に「USTREAMを使ってプロモーションをやりましょうよ!うちが手伝いますので!」と提案するよりも、まずは自分たちがやってみせた方が早い。また、淡々と堅苦しくやっても誰も見てくれないので、とにかく面白い番組にしようと。そして、 埼玉の地域(不動産)情報発信をしていくことで、新たな顧客獲得も考えた、とお二人。
アマチアスが始まった2011年頃は、ちょうどUSTREAMが広がり始めた頃でもありました。
「でもやってみると、最初の頃は難しくて全然ダメでした。なので最初の1年(1stシーズン)は本当に実験要素が高くて、僕らも演者も内容も、とにかくみんなで色々試していって、配信スキルから何から共に勉強していったという感じです」
「2年目(2ndシーズン)は、女の子が作る番組という方向で、より内容を柔らかくし、サロンモデルや女の子に人気がある子などをパーソナリティにしましたが、やっぱり素人の子なので、どうしてもうまく回らないこともあって。USTREAM出始めの頃は可愛い女の子がキャッキャッやってるだけで視聴者数が伸びる時代もありましたが、それだけで通用する時代でもなくなり、3rdシーズンでは、より企業や地域をきちんとPRしていきたかったので、事務所に属しているプロの子をと思い、現在の4人を選びました」
毎週の番組配信は通常業務とのバランスが大変!でも新たな出会いやヒントもたくさん得た
1年目は実験、2年目は外との繋がり、3年目はこの2年で培った経験を活かし、本来の目的であった企業や地域のPRを仕事として本格的に行っていく。そして2014年の2月にはUSTREAM大賞9位を見事受賞!
ここまで持ってくるまで足掛け3年かかったということですね。きっと色々大変なこともあったのでは…
「通常の業務と、この番組を制作するバランスを保つのが一番大変ですね。あと、当初は配信時は8人のスタッフでやっていたんですが、現在は4人。で、番組制作業務に日頃動いているのは僕と水谷の2人ですから、人手、というところでも決して楽ではないです」
でももちろん、いいこともあるはず!?楽しかったこととかは??
「とにかく交流の幅が広がることですね。普段入っていけないところに入っていけたりもするので、そこで異業種との繋がりが増えましたし、それが色んな広告や発想のヒントになり、エクシムの仕事に繋がってきていますね」
お二人ともここまで来るのにかなり色んな経験をされてきた様子。
今後はもっと壊していきたい
▲アマチアス台本は毎週用意され、リハーサルも行われるが、基本的には本番中に起きる生の面白さを重視しているため、あくまで大枠の流れのみが記載されている
「これまでは、我々も配信の仕方も分からないでやってたので、テレビやラジオをなぞってたけど、今後はもっと差別化させたていきたいですね。つまり、テレビやラジオでは出来ない、ネットならではのことをやっていかなくちゃならない」
「生の面白さ、加工しない面白さってあるじゃないですか。本当はもっと壊したいんです。そうじゃないと面白くない。テレビ埼玉と同じことをやっても見ている人は面白くないですよね。そして今後は、インターネットを使った新しい媒体メディアとしてもっと認知させていきたいです」
なるほど、最初は全てが手探りだったため、何も分からない中でもとにかくやるしかないという状況だったけど、現在は3年目ということもあり、配信スキルから番組制作まで番組スタイルが確立され、アマチアスは今やテレビ番組のようなクオリティです。でもだからこそ、今度はそれを壊していくことで、もっと面白いものを作っていきたいということですね!今後が楽しみです。
アマチアス3rdシーズンに出演中の4人の印象を番組制作サイドから本音を聞いてみた!
では、最後に、お二人からアマチアス3rdシーズンに出演中に4人へ一言ずつ印象を聞いてみました!
お二人はまるで父親のような優しい目で、出演者達のことを語ってくれました!
最後にお二人の埼玉ポーズ!
テレビ番組のようなクオリティを持ち、今後はよりインターネットならではの加工しない面白さを追求していく埼玉情報番組アマチアス!放送中は彼女達と直接コミュニケーションを取ることも可能!
アマチアスは毎週火曜21時より生配信中です!是非一度チェックしてみては!?
埼玉ポーズを作ったクリエイティブ・ディレクター / SNS総フォロワー12万人 / 小説『ブルーハーツを聴かずに親父は死んだ』web連載中