【風立ちぬで話題】シベリア専門店が埼玉にある
そうだ埼玉.com編集部
映画「風立ちぬ」で話題のシベリアとは?
シベリアとは、ようかん、または小豆のあんこをカステラで挟んだお菓子です。
※シベリヤと表記される場合もある
「羊羹(ようかん)カステラ」と称して販売している製造者もあるのだとか。
シベリアの由来…ロシアとは関係ない!?
シベリアという名称の由来は幾つかあり不明ですが、よく言われる説としては、
・羊羹をシベリアの永久凍土に見立てた
・カステラの部分を氷原に、羊羹の部分をシベリア鉄道の線路に見立てた
・シベリア出兵にちなんだものだから
・日露戦争に従軍していた菓子職人が考案した
といった説などが挙げられています。
一説には、愛媛県松山市のタルトを庶民化させたもの、ともいわれていますが、考案した人物や発祥も正確なところは不明。
外国にも同種の菓子の存在はなく、シベリアは東アジアで多用される小豆のあんこを使っているため、ロシアのシベリア地方が発祥ではないことは確かのようです。
シベリアは明治末期から大正初めに製造が始まり、1960年代頃までは庶民たちに身近なお菓子で、昭和初期の子供が食べたいお菓子No.1でした。
しかし製造に手間がかかるなどの理由で、今では作るパン屋は少なくなっています。
そこに、宮崎駿監督の映画「風立ちぬ」の劇中に登場したことによって、再び人気が高まっています。
さいたま市 岩槻にシベリア専門店がある!
関東、特に埼玉では、コンビニやスーパー、デイリーヤマザキなどでシベリアは比較的簡単に買えると言われていて、業者もテレビ放送に合わせて取扱量を増やしているそうですが、いざ探してみると意外となかったりするもの。
しかし、埼玉県さいたま市の岩槻駅のそばに、関根製菓というシベリア専門店があります。
昭和30年から続くこの関根製菓は、お客様から「おいしい」という一言をいただくために、手間を惜しまず一つ一つ手造りにこだわっているお店です。
シベリアは1つ180円
季節を考慮しながら、年間10パターンのシベリアを、カステラ、ようかん共に、シベリア専用のものを丁寧に手作りしています。
岩槻駅から徒歩5分で行けるところになりますが、ネットで購入することも可能です。
「風立ちぬ」を見てシベリアが食べたくなった方は、シベリアと、鯖の味噌煮を用意して鑑賞することをオススメします。
必ず食べたくなるので……
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