2016年02月12日

面白いのは「故郷いじり」であって「故郷自慢」ではない【そうだ埼玉メルマガ】

面白いのは「故郷いじり」であって「故郷自慢」ではない【そうだ埼玉メルマガ】

 


埼玉をいじる前にりんごを踏み潰してこい

「ダサイタマ」というのは埼玉を小馬鹿にするワードとして全国的にお馴染みです。

私は、いじってもらえるだけ光栄だと思っています。

東京人「ぷっ。ダサイタマ、とか、ね、言われたりしてる、よね?ぷぷっ」

埼玉人「えへへ。さーせん」

東京人「終電も早いよね~ぷっ」

埼玉人「そーなんすよ~えへへ」

基本、こんな感じ。

埼玉県人みたいなもんが東京さんのところにお邪魔させて頂いてるんだから「ちょっと失礼しますね」てなもんです。

ただし。

一つ言っておくと、東京都民がダサイタマとネタにするならまだしも、その東京都民らしきやつをつかまえて生まれを聞いてみると、わりと山形だの青森だの、電車もバスもろくにこないクソ田舎出身だったりすることがたまにあるんですね。

時には茨城や栃木なんていう奴も紛れ混んでたりもする。

おいおい。ちょっと待て。ちょ待てよ。

じゃあまずお前のところのコンビニは何時までやってるんだ。

修学旅行はどこだ。

まさか東京だなんて言わないだろうな。

実はてめえの方がよっぽど田舎出身なのにちょっと都会に移り住んだくらいで東京人面して埼玉いじりをするなら、故郷青森のりんご自慢を二度としてはいけません

故郷の青森を捨て、りんごを踏み潰してはじめて東京人面が出来ます。

それくらい東京都民化しているなら大いにダサイタマをいじって頂きたい。

今でも故郷青森を大事にしているというなら正々堂々、青森と埼玉どっちが田舎かという極めて不毛なこの対決を埼玉県民は全力で受けて立ちます

愛媛だろうと山形だろうと富山だろうと大分だろうとどっからでもかかってこい。

茨城も栃木も若い頃散々世話してやったのにそういう形で返してくるなら、いいだろう、相手になろう。

故郷が好きだのなんだの言っておきながら大学は東京に行きたいとかバカのくせにカッコつけて上京して馬場だの下北だの雰囲気に騙され高い家賃で狭い部屋住んで、辛くなって水商売始めて「私ってオトナ女子」とか息巻いてる奴に「うちらにはりんごがある」とか言われても説得力なんかないんです。

お前なんかりんごの香りどころか、おっさんと酒と香水の匂いしかしないだろ。

 

故郷いじりが面白い

何が言いたいかと言うと、人の故郷をいじる時はちゃんと自分の故郷を引き合いに出してかかってこいという冗談めいた持論も多少はありますが、要は、結局みんな郷土をうまく使っているし、そしてまた郷土を愛しているんです。

その代表格が埼玉県民で、埼玉県民は東京も神奈川も千葉も群馬も茨城も栃木も大好きだし、各県にお世話になってきています。

そしてそれはどの県民でも同じで、まずそれがベースとして誰にでもあるんです。

だから故郷いじりというのは面白いんです。

大事なのは、面白いのは「故郷いじり」であって「故郷自慢」では決してありません。

「何型?」

「B型」

「じゃー自己中なんだ~」

の如く、故郷いじりというのはほとんどの人がコミュニケーションツールとして語っているわけで、とどのつまり、そんなに重大ではないんです。

心からどこかの県や地域を忌み嫌うことなんてそうなく、自分の故郷の良いところもダサいところも全部分かっていて、愛もあって、そしてそれは誰もが抱いているものと分かった上で面白がってやっているんです。

それを、

「B型だから自己中?ちょっと待って、一方的に決めつけないでくれるかな。そもそも血の種類で人格形成に影響を及ぼすという医学的根拠は何一つないわけで、君が言ってることはこの21世紀現代社会において見識が狭すぎるとしか言いようがないね」

なんて言い返されたら、そんな奴とは二度と会話したくないはずです。

 




受け身でいいのは美人だけ

例えばあなたは好きな異性がいた時に「出来れば向こうから話しかけてもらえると嬉しいです」というタイプでしょうか。

そんなにあなたは魅力的なんでしょうか。

さぞ素晴らしいルックスなんでしょう。

随分自信がおありだ。

埼玉県はそんなに魅力的でしょうか。

黙ってても近寄ってきてくれると、上から目線で構えてていい県でしょうか。

決してそうではありません。

でも実際はかなり近寄ってきてくれるんです。

みんな話しかけてきてくれるんです。

その手段の代表格に「ダサイタマ」があります。

同性でも男女でも、下ネタを話し合えると親密感がグッと沸くように、人間関係はお互い馬鹿にしあえて初めて打ち解けていきますよね。

延々褒めあったり称え合っててもすぐに息苦しくなるだけで、冗談を言い合えた方が楽しい

自慢しあうより、いじりあうくらいの方がラクですよね。

だから私は、ダサイタマと言われるだけでもすごく光栄だと思います。

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面白いのは「故郷いじり」であって「故郷自慢」ではない

タモリさんが名づけた“ださいたま”は秀逸だった

  • 発行人 : 鷺谷政明(さぎたに まさあき)twitter
  • 埼玉県を中心に企業や自治体などの広告制作・プロモーション事業を請け負う天下茶夜代表。2014年、埼玉ポーズが生まれた動画「そうだ埼玉」を制作・公開。同年に「そうだ埼玉.com」オープン。2016年より埼玉県のトップクリエイターを集めた「埼玉県おもしろ内閣」を組閣するなど埼玉県内で様々な事業を展開。埼玉県上尾市出身。
    メディア出演 : 日本テレビ「ヒルナンデス」フジテレビ「めざましテレビ」TBS「白熱ライヴビビット」「あさちゃん」テレビ朝日「グッドモーニング」NHK「首都圏ネットワーク」TOKYO FM「Honda smile mission」FM NACK5「monaka」他

 

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鷺谷政明

埼玉ポーズを作ったクリエイティブ・ディレクター / SNS総フォロワー12万人 / 小説『ブルーハーツを聴かずに親父は死んだ』web連載中


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