建設コンサルタントから見た埼玉県「グローカル関東」がマニア的面白さ
そうだ埼玉.com公式ライター : Anna79
「グローカル関東 建設コンサルタントへの誘い」とは
冒頭から私事で恐縮ですが、私は、マニア・オタクと呼ばれている人と話すのが好きです。
彼らの、目を見張るほどの情熱と、驚くほど深い知識をベースにした話は新しい発見が多く、面白いという感想を飛び越えて感銘すら受けます。
そんな私が感銘を受けっぱなしになったのが、今回ご紹介する「グローカル関東 建設コンサルタントへの誘い 埼玉特集」です。
これは、社団法人 建設コンサルタンツ協会 関東支部が発行しているフリーペーパーで、建設分野の視点から見た地域の様々な話が載っています。
グローカル関東は年に一度発行しており、全ページカラーで40ページ以上あり、とても無料とは思えない作り。
このグローカル関東、2015年が神奈川特集、2016年が群馬特集と来て、現在発行されている2017年が埼玉特集なんです!
ちなみに、神奈川県は表紙が横浜、群馬県は尾瀬だったのですが、埼玉県はこの表紙、どこだか分かりますでしょうか…?(答えは後半で)
ここで特集を組まれたりインタビューを受けたりしている人は、みんな何かのマニアだと思えるほど、特定の物事に関して造詣が深いんです。
だからこそ、一冊読むだけで埼玉県への新しい発見がたくさんありました。
ジャンクションにおける「発見」
グローカル関東では、建設という軸を中心に、秩父市のSLや行田市の古墳群など様々なトピックについて書かれています。
そのどれもが、読めば読むほど「へー!」という発見の連続です。
まるで、その道のマニアの人に話を聞いているような感覚になります。
そしてこちらの特集は4ページにもわたって、ジャンクション、つまり高速道路の立体交差について、埼玉県出身のフォトグラファー大山顕氏によって語られています。
ジャンクションツアーの敢行やジャンクションの写真集の作成をしている同氏の記事を読んで私が得た「発見」は、高速道路は「乗る」だけでなく「見る」対象になりえるのだということ。
「高速は乗るもの」という固定概念は、「ジャンクションは下から」という見出しや、「これまで30回ほどの(ジャンクション)ツアーを行ってきた」という本文を読んで、どこかへ吹き飛びました。
本書を読めば、私と同じように、高速道路は「乗る」ものであると同時に「見るもの」になりえるという、新しい発見をするでしょう。
埼玉マニアな「そうだ埼玉.com」運営者
グローカル関東では、巻頭でその県出身の著名人のインタビューが掲載されています。
(神奈川特集は養老孟司氏、群馬特集は向井千秋氏)
今回の号では、実はこの「そうだ埼玉.com」を立ち上げた、鷺谷政明氏のインタビューが巻頭2Pに渡って載っています。
いわば埼玉マニアとも呼べる鷺谷氏の、埼玉観とは?そうだ埼玉.comを作ったきっかけとは?
そんな「鷺谷政明×埼玉」事情がよく分かる記事になっています。
埼玉好きなら「なるほど!その通り!」「いや!そうは思わない!」など、何かしらのひっかかりがあるインタビューとなっていますので、ぜひ読んでみてください。
私はこの記事でも「発見」がありました。
特に「僕の持論ですけど、埼玉県は日本の縮図のように感じています」という文章。
いったいなぜ埼玉が日本の縮図なのか?そのあたりはぜひご自身の目で記事をお確かめください!
「グローカル関東」を読んでみよう
新しい発見が満載の「グローカル関東 建設コンサルタントへの誘い」ですが、こちらは山梨、長野を含む関東地方の国土交通省及び各関係機関、各地方自治体、大学、マスコミ関係者に配布及び設置されています。
しかしなんと、オンラインで読むことができるんです!
ニュースアプリやSNSで広く浅い情報が簡単に手に入るようになった昨今ですが、本書を読んでニッチで深い埼玉知識を身につけてみるのはいかがでしょうか?
表紙の正解は、秩父の高原牧場「ポピー畑」でした!
ムーミンキター!2017年ムーミンのテーマパークが埼玉県飯能市にオープン!
埼玉県飯能市にムーミン谷を再現したスゴイ公園があるって知ってた?
これを読まずして埼玉は語れない【そうだ埼玉メルマガ登録画面 バックナンバー一覧】
この記事が気に入ったらいいね!しよう
そうだ埼玉.comの最新情報をお届けします。
東京で生まれ、一瞬神奈川に住み、千葉で育ち、現在埼玉に住んでいます。グルメ情報やイベント、美容に関する、埼玉ならではの記事を皆さんにお届けします!埼玉県草加市在住