埼玉県初詣参拝客数2位!らき☆すた聖地!関東最古!の鷲宮神社に行ってきた
アニメ「らき☆すた」の聖地鷲宮神社
2004年、美水かがみさんによる四コマ漫画「らき☆すた」がKADOKAWA発行のパソコン・ゲーム・美少女などを取り扱う月刊誌「コンプティーク」にて連載開始。
次第に人気を博し、2007年にアニメ版が大ヒットし、今なおその人気は続いています。
「らき☆すた」は、4人の女子高生を中心とした学園ギャグストーリーで、ちょっと変わった女子高生達の日常を面白おかしく描いています。
作者の美水かがみさんは埼玉県幸手市出身のため、「らき☆すた」の主な舞台は 埼玉県になっており、例えばこの4人が通う高校は、作者の出身高である春日部共栄高等学校がモデルで、春日部駅は「糟日部駅」という表記で登場しています。
そして鷲宮神社は「鷹宮神社」という名前で登場しており、そこは登場人物の柊姉妹の父が宮司を務める神社で、柊家はこの境内に居住しているという設定のところから、ファンにとって埼玉県久喜市にある鷲宮神社が「らき☆すた」の聖地と呼ばれるようになっていきました。
やがて、絵馬に「らき☆すた」の登場人物の絵を描き残したり、
11月28日に行われる久喜市ワンカットワンクッキー1000人一発撮りプロジェクトに向け、主演の鶴巻星奈さんが鷲宮神社を現地リポート!
コスプレ姿で参拝する人が増えると、地元商工会も積極的に関わるようになり、神社で「らき☆すた」関係のイベントも行われるようになったりと、これらの現象がマスメディアなどを通じて報道され大きな話題となりました。
埼玉県初詣参拝客数ランキング2位!
大宮氷川神社に続き、初詣参拝客数ランキングが埼玉県2位の鷲宮神社。
アニメ放送前の2007年が9万人だったの対し、放送後の2008年が30万人と一気に3倍となり、 2011年からは4年連続で47万人の人が初詣に参拝に来ています。
関東最古の鷲宮神社の歴史を聞いてみた
「昔この地には土師族という土器を作る民族が住んでおり、そこに出雲族がここに移転してきたんです。その頃は土師の宮(はじのみや)と呼ばれていたのですが、いつからかハジがワシに転訛して、鷲宮と呼ばれるようになりました」
お話を伺ったのは鷲宮催馬楽神楽保存会会長の矢田ヶ谷さん。
関東最古の神社と言われる鷲宮神社は、古代から存在したものと言われていますが、書物に最初に登場するのは「吾妻鏡」で、ここには1193年の記事が書かれています。
「ここの神楽は、神社に参拝に来た人に見せるものではなく、神様に奉納する神楽なんです。ですので、神楽殿の正面には天照大御神様をお迎えする神座を置きまして、これで神楽を奉納するんです」
日本を代表する神事芸能である神楽とは、神を祀る音楽や舞いのことで、鷲宮神社に伝わる「土師一流催馬楽神楽(鷲宮催馬楽神楽)」は、国の重要無形民俗文化財に指定されています。催馬楽というのは平安時代に流行った歌謡。
現在は「らき☆すた」の聖地の印象が強い鷲宮神社ですが、関東最古の歴史を持ち、国の重要無形民俗文化財に指定されている催馬楽神楽が伝わる由緒ある神社です。
「以前は川越の喜多院さんが(埼玉県初詣参拝客ランキング)第二位だったんですが、追い越してしまい、第二位になりまして、今年はどうなるか分かりませんが、第二位の位置にいたいと思いますね」
鷲宮神社の初詣は新年の催馬楽神楽奉納があり、らき☆すた関連グッズの販売やイベントもあり、地元の参拝客からアニメファンからコスプレイヤーと、47万人が集まるカオスな初詣!
例年とはちょっと違った初詣もいいかも?
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