2016年03月17日

【高崎線復旧へ】高崎線トラブルの原因と影響まとめ

【高崎線復旧へ】高崎線トラブルの原因と影響まとめ

 


高崎線トラブルの原因は?

2016年3月15日午前4時5分頃、JR高崎線籠原駅構内で送電設備から出火、その影響で高崎線は、午前5時台の始発から東京―高崎間の全線で運転を見合わせました。

朝日新聞の取材によれば、出火の原因は、送電設備の絶縁体である「碍子(がいし)」という、電柱に電気を通さなくするための部品が腐食したことによる漏電

これにより、架線から高圧電流が信号機器や配電盤に流れて焼損したようです。

JR東日本は鉄道総合技術研究所に調査を依頼し、首都圏にある碍子約8万個の総点検を開始しました

日頃のメンテナス、大事ですね。

 

新幹線の振替輸送「本当に助かった」

同日午前6時10分頃から、大宮-高崎間の上り路線で、上越新幹線の振替輸送が出動。その後、該当区間の上下線に拡大。

特急券(自由席1840円、指定席2360円)なしで新幹線(自由席)に乗車でき、通常80分ほどかかるところを、30分程度で行けてしまう移動できるこの「新幹線振替乗車票」には「本当に助かった」との声が多く寄せられました。

 




卒業式を遅らせて開始 混乱は続く

しかし、誰もが新幹線に乗れるわけではないので、多くの県民が駅で足止めをくらい、各駅のホームは人で溢れかえっていた模様です。

本庄駅~熊谷駅間などでバスの代行なども行われていましたが、時期的に多くの学生が卒業式に遅れてしまったり、また、学校によっては卒業式を遅らせて開始したところもあったそうです。

昼前にようやく熊谷-大宮の折り返し運転が再開しましたが、本数は少なく、停車時間も長く、いつ動くか、いつ着くかなど予測できない状況が続きました。

 

翌日も運転見合わせ 翌々日に復旧

翌16日も運転見合わせは続き、本日3月17日の13時20分頃、ようやく高崎線全線運転再開となりました。

当初は3月17日の始発から復旧の予定でしたが、復旧が作業が13時までずれ込む形となりました。

普段当たり前のように定刻通りに乗車しているので、時間通り来ないとどうしても頭に来てしまうもの。

あれだけの焼損だと、2日~3日で復旧は難しいだろうとの声も挙がっており、きっと、作業員や現場の方々も復旧に向けて懸命に働いていたんだと思います。

今後はこういったことがなくなっていくように、普段のメンテナスをしっかり行って頂くことを願いつつ、埼玉県民のみなさん、この三日間、本当にお疲れ様でした。

高崎線が始発から運転見合わせでパニック状態続く

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出典 : 朝日新聞デジタル

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鷺谷政明

埼玉ポーズを作ったクリエイティブ・ディレクター / SNS総フォロワー12万人 / 小説『ブルーハーツを聴かずに親父は死んだ』web連載中


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