メイトー「秩父 和メープルプリン」発売!売上の一部は秩父の森林保全費用に
公式ライター : 富築
「メイトー」ブランドで有名な協同乳業が、「地域のこだわり素材プリン」シリーズから「秩父 和メープルプリン」を、2020年1月13日に期間限定で発売しました。
埼玉・秩父のレアなメープルシロップ使用
「地域のこだわり素材プリン」シリーズに、埼玉県秩父産のメープルシロップを使った逸品が登場!
シロップは秩父の森で採れた樹液から作られており、やさしい香りと上品な甘さが特長です。
ソースは不使用。
ふわっと広がるメープルの香りがたまりません。
プリンはクリームようにトロットロ。
口の中でとろけます。
カロリーは163kcal、希望小売価格は133円(税別)です。
売り上げの一部は秩父の森の再生に使われる
「地域のこだわり素材プリン」シリーズは、農業・畜産と小売り、消費者を繋げるべく、「メイトーが産地や生産者を直接訪問して、消費者に良いものを発信していこう」という取り組みから生まれました。
秩父×メイトーのプロジェクトは、今年で3年目を迎えます。
樹液を採取するシーズンごとに同社の社員が秩父を訪れ、植林や樹液採取などを体験しているそうです。
また、社内ではメープルの苗木を育成中。
苗木は21年の秋に、秩父の森に植樹される予定です。
「秩父 和メープルプリン」の売り上げの一部は、この苗木に変わります。
つまり、私たちはこのプリンを美味しく食べるだけで、秩父の森林保全に貢献することができるのです。
和メープル作りは大変!
カエデの樹液は、雪解けのたった1か月の間しか採ることができません。
また、採取した樹液の運搬は人力です。
ポリタンクに樹液を詰め、それを背負って運んでいます。
そして、最も重要なのが、樹液を採った木のアフターケアです。
そもそも樹液は、木が生きていくために必要な栄養源となるもの。
それをいただいてしまったからには、木が枯死しないようケアしてあげなければいけません。
採取したカエデの樹液は、秩父ミューズパーク内のカフェ・MAPLEBASEに運ばれます。
このお店には、メープルの本場であるカナダから輸入した濃縮器があり、これを使って徹夜で樹液を煮詰めていくのです。
秩父の森の今とこれから
林業の衰退による森の荒廃が社会問題となっています。
荒廃して保水力が弱まった森は、洪水などの災害原因になってしまう恐れがあるため、本来は放置すべきではありません。
しかし、森の再生には膨大な労力と費用、年月がかかります。
それゆえに、荒廃したまま放置され、さらなる荒廃を招いている森も少なくないのが現状です。
出典:メイトー公式サイト
そこで、メイトーは「カエデ樹液プロジェクト」を立ち上げました。
「山」で採れた森の恵みを「里」で加工し、「街」で販売して森林再生の資金を創出するという、地域活性を目的としたプロジェクトです。
- 山(森):森林の育成・保全。樹液の採取。山村の雇用創出。
- 里:特産品や食材の提供。地域雇用の拡大。山や・街の環境共有。
- 街:森林保全への参加。健康・自然・本物志向。森の恵みの通年利用。
また、同社はNPO法人「秩父百年の森」とも連携しています。
同NPOでは、子どもたちへの環境教育の一環としてカエデの植樹も実施。
数年後に自分が植えた苗を森へ見に行くことができるように、苗の育成・管理も行っています。
プリンは開封時に注意
プリンのフタを開けるときは、カップに衝撃を与えないよう注意してください。
中身がビュッと飛び出してきて、腕がプリンまみれになるリスクがあります。
私はやらかしました。
フタを手前から奥に向かって開けるのではなく、奥から手前に引いて開ける(フタのはがし口を向こう側にする)のがおすすめです。
こうすることで、開封時の衝撃を和らげられます。
埼玉県でも食べられる!話題の最新スイーツ「抹茶の升ティラミス」
「マツコの知らない世界」で話題になった埼玉スイーツ4選はこれだ!
秩父に現れたトトロの苔アート!このジブリキャラクターを描いたのは…?
美味しいモノ探しが大好きな主婦兼webライター。趣味は川越市内の散策とイラスト描き。川越市在住。