大宮が世界に誇る“村”とは【九霞園】

大宮が世界に誇る“村”とは【九霞園】

ライター : 金枝輝


盆栽の聖地=大宮盆栽村!

埼玉県さいたま市に根付いた、世界に誇れる日本文化をご存じですか?

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そう、それは盆栽です!

埼玉県さいたま市盆栽町、通称”盆栽村“は、世界中の盆栽愛好家が訪れる盆栽の聖地となっています。

KAWAIIやMANGAに続いて世界共通語の地位を獲得しつつあるBONSAIへの注目、ひいては世界初の盆栽専門美術館のある盆栽村に対する世界的な関心は高まっています。

2017年には盆栽の世界大会である”世界盆栽大会“の開催も決定しています。

第八回世界盆栽大会

 




盆栽に魅了された高校生ライター

「名前だけは知ってるよ!」「その近くに住んでるよ!」そんな方々のお声をよく聴きます。しかし!こんな面白い場所があるのに、それだけではもったいなくありませんか?

この記事では、盆栽に魅了された高校生である私、金枝輝が、盆栽村に位置している6つの盆栽園さんへのインタビューを通して“盆栽村”について発信していこうと思います!

では、さっそく始めますよー!

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記念すべき第一回のインタビューに応じて下さったのは、九霞園(きゅうかえん)さんです!

九霞園は1929年に開園した、古くからある資料などが多数所蔵されている由緒正しき園です。現在でも宮内庁の歴史ある盆栽の管理を任されています

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今回はそんな九霞園の三代目、村田行雄さんにお話を伺いました!!

 

九霞園三代目、村田さんのお話

Q1、ずばり、盆栽の魅力とは?

A 「大まかに分けて、“育てる楽しさ”と“鑑賞物としての楽しさ”があります。人間だれしもモノづくりだったりペットを育てることを好みますよね。その中でも長く付き合えるのが盆栽なんです。加えて、形や色を自らの好みにして美的な楽しみを創り出すこともできる。見る楽しみと作る楽しみ、それが盆栽の魅力なのではないでしょうか。」

 

Q2、何故、九霞園の跡継ぎに?

A 「当初は全く継ぐ気はなくて、普通に大学に入学して一般企業に勤めていました。けど、5年経って何か違うな、と思い始めるようになったんです。それから再度大学に入学し直してまた学問に向き合うようになりました。そうして院に進むことを考え始めた時、このまま研究続けていくことに疑問を覚えてしまって。その時期から研究のために九霞園に来る学生からリサーチを受けるようになって、自分と自分を取り巻く環境がリサーチの対象になっていることに気付きました。その出来事から、盆栽村の盆栽園も減る一方ということもあり,自分が文化の担い手になるという生き方もあるなと考えるようになりました。それがきっかけで、今九霞園の三代目として園を運営しています。」

 

Q3、九霞園を一言で表すと?

A 「『植物好きのなれの果て』ですね面白い!と思った木なら九霞園は何でも手を出します。そんな点から、現状としてコアな愛好家向けの場所になりがちになってしまっていますが、これからは若者や素人の方も関わりやすい盆栽園を目指していきたいです。」

村田さんはとても気さくな方で、お話していて楽しかったです。九霞園さん、どうもありがとうございました!気になった方は是非、一度訪れてみてはいかがでしょうか?

おすすめの道順は以下のようになっています!この地図だけだと分かりにくいですが、一度盆栽美術館を見つけることができれば分かりやすいかもしれません!

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ライター:金枝輝

盆栽とアルディージャを愛する高校三年生

さいたま市在住

 

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鷺谷政明

埼玉ポーズを作ったクリエイティブ・ディレクター / SNS総フォロワー12万人 / 小説『ブルーハーツを聴かずに親父は死んだ』web連載中



関連リンク


九霞園

http://www.iris.dti.ne.jp/~kyukaen/

  • 〒331-0805 埼玉県さいたま市北区盆栽町131
  • 048-663-0423
  • 定休日 / 不定期休

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