「そうだ埼玉はご当地ソングとして作ってない」埼玉ポーズを生んだロックバンド6才児にインタビュー！

お知らせ

2016年09月12日

「そうだ埼玉はご当地ソングとして作ってない」埼玉ポーズを生んだロックバンド6才児にインタビュー！

そうだ埼玉.com公式ライター : うらのしん

「そうだ埼玉」を歌う埼玉発のロックバンド6才児のヴォーカル“くま”

うらのしんです。

先日、6才児の新曲MVについてご紹介したところですが・・・

切な可愛い！『そうだ埼玉』を歌う埼玉発ロックバンド6才児がクレイアニメの新曲MV公開

今回はその続編！

某スタジオでリハーサル中の6才児に突撃取材を敢行してきました！

インタビューにお答えいただいたのは、6才児の創設者であり、ヴォーカルを務めるくま（36）さん。

非常に気さくな方で、和やかな雰囲気でインタビューできました。

ブルーハーツに救われた

本日はよろしくお願いします！

よろしくお願いします。

早速ですが、バンド結成のきっかけを教えて下さい。

高校生の頃、文化祭でブールーハーツとかコピーしたり、昔から音楽が好きで。6才児は、21歳くらいの時に友人らと結成していきなりオリジナル曲から入ったんです。誰かに聞かせたり見せたりというより、自分達が楽しむために作ったバンドです。

曲作りをする上で、こだわりみたいなものはあるのでしょうか。

「簡単」ですね。もう技術的に。それこそ6才児でも演奏できるんじゃないか、というくらいに。あとはもう、こだわりがないのがこだわりみたいな感じです。

影響を受けたアーティストはいらっしゃいますか。

一番はやっぱりブルーハーツですかね。

どういうところに影響を？

サッカー部の友人が部活の時に鼻歌で「リンダリンダ」歌ってたんです。「♪そんな時はどうか愛の意味を知って下さい～」って。で、めっちゃいい曲じゃん、それ、ってなって。

そこからブルーハーツにハマっていったのですね？

姉ちゃんの影響も大きくて。姉はX JAPAN、すかんち、たま、とか好きで。で、そんな音楽好きの姉貴が「ブルーハーツを聴いて救われた」って言ってて。じゃあどんなすごい人達なんだろうって。

自分の身近にあるものを歌にしているだけ

昨年、6才児が歌う「そうだ埼玉」が話題となり、テレビでも取り上げられました。その反響をどう思いますか？

うーん、歌詞に免許センターとか、埼玉あるあるは出てくるんですけど、やってる方としては、ご当地ソングとして作ってはいないんですよね。

えっ？おもいっきり埼玉ネタ出てきますけど・・・（笑）

モチーフは埼玉なんですけど、自分の住んでるところ、簡単に言うと、自分の身近にあるものって普段はなんとも思わないけど大事だよねっていう。それが作り手としてのメッセージだと思います。

なるほど。ところで、「そうだ埼玉」はCDは出ないんですか？

CD出して売るってことが一番の目的になってないんだけど、欲しいっていう人がいるなら何らかの形でね、今youtubeだけだから、みんなに届けられるようにはしたいですね。

6才児って普段はライヴ活動あまりされていないですよね。

仕事が…

成人式ライブもすごかったようで。

【動画】やっぱりさいたま市成人式はすごかった！スーパーアリーナ1万3000人で埼玉ポーズ！

フェスとか出てみたいですね。お声がかかれば、みんなの仕事のスケジュールさえ合えば出てみたいですけど、お声かからないですね。

それはお前がアホだからだろ。

おい。ライターおい。

すいません、（メンバーに）言えって言われて・・・

（笑）

埼玉ってださいなと思う気持ちも郷土愛

埼玉県出身のくまさんから見た埼玉県のイメージは？

結構ネタにされるけど、故郷なんでね。単純に自分が生まれ育った町なので、別にイメージってなくて。例えばオリンピックやってて、どんな競技でも日本人選手が出てれば、負けろ、とは思わないですよね。頑張れって思う。それに近い感覚というか。どっかで埼玉って出れば、なんだろうって気になるし。

それ、分かります！くまさんの埼玉県のオススメスポットってどこかありますか？

大宮駅の新幹線乗り場のホーム、ここすごい。大宮駅ってコンパクトなんですよね。色んな新幹線がバンバン来るから、色んな新幹線が見れる。二人子供がいるんですけど、子どもたちも喜ぶし、大人でも結構テンション上がると思います。

県民に向けたメッセージをいただけますか？

なんだかんだ自分の生まれたところって当然他県には思わない感覚があるわけで。大好きとか別に思わなくてもいいし、埼玉ってだせえなって思う気持ちも郷土愛なんじゃないかなと。

新しいムーブメントになればいい

今回の新曲「ねんど」に込めたメッセージはどういったものでしょうか？

最終的には1つに戻るっていう意味合いですかね。でもあの曲って単純に曲が、メロディーが好きなんですよね。

今後、6才児はどういうふうになっていくんですかね。

6才児みたいなスタイルが新しいムーブメントになればいいなと思います。普通は、ミュージシャンを目指して、挫折して、仕事して…それは全然恥ずかしいことじゃないんですけど、こうやって、酸いも甘いも、夢と現実も分かってる普通のサラリーマン達が、自分たちの好きなことやって世の中を騒がせるっていう。どっかで、同世代の人達に対しても、ああ、あんなことやってみたいなって思わせたいですね。

昔からミュージシャンになりたいみたいな思いはあったんですか？

サッカー選手とロックミュージシャンっていうのは自分の中では二大なりたいものでしたね。

そういう、初心を忘れずにみたいなところで「6才児」というバンド名に？

いや、そういうことではないですね。単純に名前が面白かっただけです（笑）

本日はありがとうございました！

ありがとうございました。

お忙しい中、インタビューに答えて頂いたくまさん。

随所で優しい人柄が感じられました。

今回の新曲にもその「人柄」がにじみ出ていますし、何より埼玉に対する秘めたる熱い想いのようなものをインタビューからもひしひしと感じました。

話の中でもありましたが、今後はCDやライブなど皆さんのより近くで「6才児」を感じられる機会が増えそうな予感がします。