2016年12月02日

地方創生という名の人口減少サバイバル【そうだ埼玉メルマガ】

地方創生という名の人口減少サバイバル【そうだ埼玉メルマガ】

 


地方創生を逆算すると

昨今よく使われる地方創生という言葉のゴールは言ってしまえば人口の増加

半歩手前で言えば少子高齢化対策で、その半歩手前が過疎化対策

更にその一歩手前が東京一極集中の是正で、その前に地域活性化がある。

労働力が減り続け、年金受給者が大半を占める社会では税金が回らなくなり負のスパイラルが続いてしまう。

今日本が抱えてる多くの問題の中でもこれが一番深刻だと話す識者は多くいます。

この状況をもたらした要因として

・女性の社会進出
・子供の教育費の高さ
・娯楽の多様化により結婚の価値が落ちた

など、識者達が色々と論じていますが、私は「規制」が要因になっていると思います。

 

子供達への配慮という名の規制

今、30〜40代の人が一番痛感していると思いますが、この「規制」はそこらじゅうに侵食し、私達が10代の頃と比べるとまるで違う世の中になりました。

分かりやすいのがテレビ

バラエティー番組がよく取り沙汰されますが私がいる広告業界もそうで、CMでも「これはCM上の演出です」など注意書きを入れないといけない。

サスペンスドラマの殺人者役も、警察から逃げるために車に飛び乗ったかと思えばしっかりシートベルトをして運転中は電話もしない模範運転者。

じゃあ殺人はどうなんだと。

エロもテレビから消えました。

インターネットでは幾らでも見れてしまう世の中と反比例するようにテレビからはエロもセクシーも消えた。

子供達への悪影響を考え、エンターテイメントという、本来、人を刺激するものから刺激を奪ってしまった。

それはまるで苦味がないコーヒー、全く辛くない甘口カレー、わさびがない寿司、といったまるでお子様ランチ社会

お子様と言えば少年法もそうですが、学校からは体罰が消え、説教も消えてしまった。

とにかく子供を悲しませてはいけないし、怒らせてもいけないし、退屈させてもいけないし、楽しませないといけない。

教育というよりは営業に近い

 

刺激なくして発展なし

これから子供を作るべき今の若い奴らは夢がない、欲がない、根性がない、安定思考の軟弱なゆとり世代と大人達は言いますが、若者の鋭気を吸い取り、やる気を削いでるのは大人達です。

あなたが今務めてる会社の月給が10万だったらきっと入社してないと思いますし、どれだけ頑張っても15万くらいまでしか上がらないとしたら、やりがいがどれだけあっても選択しなかったはず。

もっと言えばお金をどれだけ稼げても、使う楽しみがなければ意味がない。

刺激を排除するというのはそういうこと。

刺激は人間を発奮させ喚起させるエネルギーです。

朝はコーヒー牛乳、昼は甘口カレー、夜はわさび抜きのお寿司、そんな毎日だったらあなたの精神はきっと弱体化するはず。

刺激を知らないから加減も分からず時にとんでもない事件を起こしてしまう。

付き合いたい、触れ合いたい、結婚したい、子供を作りたい、楽しく過ごしたい、この「たい」は願望であり欲求です。

この願望や欲求は娯楽の多様化により何らかの代理行為で脳を誤魔化すことは出来ますが、食欲、性欲、睡眠欲といった人間の根底にある本能をDNAから消すことは出来ません。

どれだけ時代が変わり多様化が進んでも、ここに背くと必ず人間としてのバランスが崩れ、社会のバランスも崩れてしまう。

 




人口減少サバイバル

各都道府県、地方自治体で考えた時、人口増加の手段は出生率を増やすことだけでなく、移住・定住率を増やすこともポイントです。

人口が増えても、20歳になった途端みんなに都会へ出て行かれては同じこと。

だから今あらゆる県がPRに奮闘しています。

ある種サバイバル。

県がなくなることはないでしょうが、地方の小さな市町村は今後過疎化がさらに進み、統廃合を繰り返しながらどんどんなくなっていくと予見している人もいます。

問題は深刻ですが、行政も民間企業と同様、大衆に魅力を発信し伝えるために懸命に取り組むことはとてもいいことだと思いますが、しかしここでも規制の風が吹き荒れます。

 

規制が生まれる要因がクレーム

規制が生まれる要因がクレームですが、ほとんどのクレームは自分が不快なだけというものすごく自己中心的な考え方から来るものが多く、そしてこの不快感を構成している要素のほとんどが嫉妬

芸能人の結婚に発狂したり落胆してるのと同じ。

でもそれでは説得力がないから、「子供への悪影響」という正当性を持って個人の怒りをぶつけることで相手を動かす。

単に自分が気に入らないものを排除したいという、ものすごく自己中心的な考えを持つ一部の人の意見のために、常に全体のことを考えないといけない自治体が振り回されるんです。

しかし例えば人口100万人の都市で、クレームが100件入ったので辞めますとする時、もしかしたらそれは残りの99万9900人の意見を無視しているとも取れるかもしれない。

そうでないとするならば、この社会は声のでかい人の意見だけで作られる世の中になってしまうわけです。

現に今の社会は、モンスターペアレンツやクレーマーの意見を尊重し作られつつある。

モンスターが作ってる社会というのも凄い。

刺激を隠しエネルギーを奪うことは、人が生きていく喜びや楽しさを奪うのと同じ。

そして同時に、子供を産み、育てて行くことはとてもエネルギーが必要なことだと思います。

地域活性化、少子高齢化、地方創生、これらは「規制」との戦いであり、それは自社、自分、との戦いです。

規制をなくしたといって全ての問題が解決するとは思いません。

しかし何でも規制していくことが全ての解決策だとも思いません。

行動しなければ何も変わらないし、行動する以上は必ずリスクを伴います。

お酒を飲むととても楽しい気持ちになり、ストレス発散にもなりますが、飲みすぎれば身体を壊し動けなくなる。暴れて人に迷惑をかけることもあります。

ならいっそのこと、そんなリスクがある飲み物なんか禁止にしてしまえ、と規制したらどうなるでしょうか。

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  • 発行人 : 鷺谷政明(さぎたに まさあき)twitter
  • 埼玉県を中心に企業や自治体などの広告制作・プロモーション事業を請け負う天下茶夜代表。2014年、埼玉ポーズが生まれた動画「そうだ埼玉」を制作・公開。同年に「そうだ埼玉.com」オープン。2016年より埼玉県のトップクリエイターを集めた「埼玉県おもしろ内閣」を組閣するなど埼玉県内で様々な事業を展開。埼玉県上尾市出身。
    メディア出演 : 日本テレビ「ヒルナンデス」フジテレビ「めざましテレビ」TBS「白熱ライヴビビット」「あさちゃん」テレビ朝日「グッドモーニング」NHK「首都圏ネットワーク」TOKYO FM「Honda smile mission」FM NACK5「monaka」他

 

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鷺谷政明

埼玉ポーズを作ったクリエイティブ・ディレクター / SNS総フォロワー12万人 / 小説『ブルーハーツを聴かずに親父は死んだ』web連載中


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