「世の中全て運とタイミング」のカラクリ【そうだ埼玉メルマガ】
世の中結局…
「世の中全て運とタイミング」
といわれることがしばしばあります。
確かにそうかもしれません。
ですが、「運」と「タイミング」って、この言葉だけ切り取ってみると、自分でどうにかなる問題ではないですよね。
かと言って、「世の中所詮運とタイミングなんだから、何やってもどうせしょうがない」と居直ってもしょうがない。
では仮に、世の中全て運とタイミングだった場合、どうすることがベストなのでしょうか。
昔、ビビアンスーと、南原さん、天野さんで結成したユニット、ブラックビスケッツの「タイミング」という歌に、こんな歌詞がありました。
それがなぜか君が喋りだすと
嫌な空気すっかり変えてしまうから
ズレた間の悪さも それも君のタイミング
僕の心和ます なんて不思議な力
誰もみんな 君のようならいい
争いまで きっとなくなったりするでしょう
ヒトも街も宇宙も まわれまわるタイミング
ヘンにね合わせすぎても 多分辛いだけさ
この歌は、
タイミングが悪いと、普通のことでもカチンときてしまいがちだけど、「君」は、どんなタイミングでも僕の心を和ませてしまう力を持っている、もしかしたら、タイミングを合わせようとすることよりも、世界がみんな「君」だったら、きっと争いもなくなるだろう、
と歌っているわけですね。
タイミングと呼ばれるその間合いも、人によっては例えズレててもそれがベストタイミングになってしまう、つまり、タイミングそのものを自ら作ってしまえる人もいる、ということ。
タイミングとは、そもそも偶発的に起こるものを指すニュアンスがありますが、それを踏まえた上で、偶発的に見えるものでも自発的に起こすことができるんだよ、ということを、作詞した人は言いたかったんじゃないかと思います。
しかしなんでまたブラックビスケッツの歌なんだよ、と思うかもしれませんが、この曲の作詞をした森浩美さんはSMAPやKinKi Kidsなどを手掛ける有名な作詞家さんで、SMAPだけでも、「青いイナズマ」「SHAKE」「ダイナマイト」「ベストフレンド」など、多数のヒット曲を手がけている方です。
タイミングを自ら作れることが出来れば、結果的にいつも好運のように映ると思います。
なのでタイミング、つまり「機会」を作れる人が最強ということになります。
下手な鉄砲も数打ちゃ当たる
自分に関して言えば、タイミングを自ら生み出せる程の能力や魅力があるのかどうかは考えたこともありませんが、おそらくタイミングを自ら作れる、または作れたかは結果論で、結局は、どこまで能動的にいけるか、ではないかと思っています。
なので私は、玉数が大事だと考えています。
簡単に言えば「下手な鉄砲数撃ちゃ当たる」。
目をつぶってバスケットゴールに向かって投げても、100回投げれば1回くらいは入りそうなもの。
もちろん、目をつぶって投げる必要はなく、目を見開いて入るように投げます。
ずれたら軌道修正して投げます。
そうすると、下手な鉄砲ではなく、まずまずな鉄砲になってきます。
それでも投げ続けていれば、どんな人でもちょっとは上手くなります。
次第に上手い鉄砲になる。
そうすると、上手い鉄砲そこそこ当たる、になるわけです。
そうして結構な確率でゴールに入るようになってくる。
このゴールに入った時がタイミング、つまり運を引き寄せれた瞬間へと繋がっていくのではないかと考えています。
これは一見すごく単純明快な理屈に聞こえますが、実はこの裏には3つの高いハードルがあって、ほとんどの人が出来ないことなんです。
下手な鉄砲も数打ちゃ当たるの本当の難しさ
まず、ほとんどの人が玉を投げません。
外して恥をかくのが嫌だからです。
真剣にやって、ゴールを外して、下手くそだなあ、と笑われて指をさされるのが嫌だから投げない。
これが1つ目のハードル。
このハードルをなんとか越えてチャレンジしたとしても、失敗した時、またやろうと思う人もあまりいません。
大事なのは、玉を投げ続けること。
投げ続けないと、何が間違っていたか身体が覚えないからです。
これが2つ目のハードルです。
3つ目のハードルは、軌道修正することです。
もうちょっとだったんだ、次こそは、次こそは、という幻想のようなものに取り憑かれ、俯瞰で物事を見れなくなってしまうと軌道修正出来ません。
「挑戦し続ける」
と言うと聞こえはいいですが、失敗した時と同じ方法、要領でやっても絶対うまくはいきません。
私が好きなアインシュタインの言葉に
「狂気。それは同じことを繰り返し行い、違う結果を予期すること」
というのがあります。
日本人は「真新しさ」や「変化」よりも、「これまで通り」「お馴染み」が好きな人種だとよく言われますが、この3つ目もなかなかやっかいなところです。
どうしても自分がやりやすい、自分の要領でやろうとしてしまう。
失敗しても相手のせいにして、自分のやり方は変えられない。
意地やプライドが邪魔して、なかなか失敗した自分を認めることができず、自分の正しさを証明するためにも同じ方法で突き進んでしまいがちです。
何せここまで来ている人は、1つ目と2つ目のハードルを越えてきた猛者ですから、尚更です。
1つ目は気合い。
2つ目は努力。
3つ目は冷静さ。
この3つが、下手な鉄砲が上手い鉄砲に変わる最重要項目だと思います。
世の中はタイミングと運です。
そしてそのタイミングは、真面目に玉を投げ続けることで、自分で作れるようになり、それが実現出来ると、まるで運を自在に引き寄せているかのような人生になる。
いつも運に味方されているように見える人は、たいてい裏でこの挑戦を続けている人なんです。
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埼玉ポーズを作ったクリエイティブ・ディレクター / SNS総フォロワー12万人 / 小説『ブルーハーツを聴かずに親父は死んだ』web連載中