案内標識で「岩槻」だけが未だに残っている理由が判明!?
情報提供者 : ふぃろ
先日当サイトで掲載した「案内標識で「岩槻」だけが未だに残っている件」。
「確かに…」「なんでだ?」といった反響を呼んだこの記事は、未だに高いアクセス数を誇る注目記事の一つですが、その疑問を解決するかもしれない情報が、当サイトに寄せられました。
以下、情報提供者ふぃろさんの文を抜粋します。
国交省では、地名表示用に基準地・重要地・主要地の3種類を定義しており、案内標識に使用する場所や、順番、選定方法はあらかじめ決まっています。
【経路案内に用いる地名の表示方法 国交省HP】
http://www.mlit.go.jp/road/sign/sign/annai/rule3.htm
さいたま市内では、重要地として「さいたま」、主要地として「岩槻」「大宮」「浦和」が定められています。
【経路案内に用いる地名の表示方法 国交省HP】
http://www.mlit.go.jp/road/sign/sign/timei/11_saitama.htm
ですから、「さいたま 岩槻」という案内表示は「管理者が気付いていない」「新しいものにするための予算がない」「地元の反発が根強い」のではなく、単に、国交省のルールどおりに運用したらそうなった、だけかと思います。
また、「大宮」「浦和」も必要に応じて使用されるはずですが、
・「浦和」「大宮」と「さいたま」の指す場所が非常に近いことから、市外から大宮方面を案内しようとすると、より優先度の高い「さいたま」が使用されると思われること
・市内においては、利便性のために「~駅」などより具体的な場所で案内をするように運用されていること
から、「大宮」「浦和」の表示は、滅多にお目にかかることはできないのではと思います。
国交省に直接確認を取ったわけではありませんが、資料から、おそらく上記の通りなのだろうと思います。
なるほど。そんな理由があったとは。
「あれ?」と思ってしまうような、ちょっと不思議な道路標識にも、あまり一般の人が知る由もないこういったルールが運用されているのかも。
普段なんとなく見ている道路標識も、少し探究心を持って見てみると、新たな発見があるかもしれません。
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出典 : 国土交通省
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