熊本へ届け、ご当地キャラの想い！「PUZZLE～キャラクターコンサート～」潜入取材で見えたもの
そうだ埼玉.com公式ライター : 未衣子
「どうせ、キャラクターが音楽に合わせて踊るだけの“子ども騙し”でしょ？」
とお思いになった方にこそ、見てもらいたい世界があります。
2016年7月16日、志木市民会館パルシティホールで「PUZZLE～キャラクターコンサート～」が開催されました。
熊本地震災害義援金チャリティーとして行われた、ご当地キャラクターとミュージシャンたちによるコンサート。
今回は、老若男女を巻き込んだPUZZLE大盛況の現場をひと目見るために、潜入取材をしてきました！
「きっと、行ったらビックリしますよ！」が取材のきっかけ
以前、「カッパのカリスマ！志木市のゆるキャラ「カパル」がネットで人気沸騰中？！」という記事で、カパルというキャラクターを特集しました。
その時、カパルファンの方たちから「ぜひPUZZLEにも取材に行ってください！」とお願いがあったのです。
「キャラクターコンサート？ キャラクターが音楽に合わせて踊るのかな？」
ご当地キャラクターに疎い筆者が、そんな甘い考えで参加を検討していたところ……
「きっと、行ったらビックリしますよ！」
あるファンの方に、こんな一言をもらいました。
なににビックリするのだろう？ というか、ほんとうにビックリするの？
「そこまで言うなら……！」というわけで、早速チケットを取って潜入取材することに！一体、当日はどんなステージが待っているのでしょうか？
会場はコンサート前から大盛況
PUZZLEの会場は、カパルにゆかりのある志木市民会館パルシティホールです。
現地に足を運んでみると、いきなり人だかりが！
「熊本地震災害義援金チャリティー」という大事な役割のため、キャラたちが一生懸命に熊本へのメッセージを書いていました。
このように、屋外ではファンがキャラクターと交流できる「グリーティング」が行われています。コンサートは18時からですが、15時の時点ですでにこの盛り上がりっぷりです。
物販コーナーは、混雑を回避するために入れ替え制となっていました。中ではたくさんの人が買い物を楽しんでいます。みなさん、欲しかったグッズを無事にゲットできたでしょうか？
熊本へ届け！ みんなの想い
今回のPUZZLEでは、コンサートの収益の一部が熊本へ送られるということもあり、会場にはこのような募金箱が設置されています。
100円以上の募金をした人は、あたたかいイラストとメッセージの書かれたカードがもらえるのです！
もちろん、わたしも募金をしてカードをもらいました。
おはようございます！昨日会場でご協力頂いた熊本地震募金の総額が78,089円となりました。こちらとは別にコンサート収益を後日お知らせしますのでお待ちください。誠にありがとうございました！熊本に持って行きますね#puzzle716 pic.twitter.com/t3mLhaWPkF
— PUZZLEキャラクターコンサート【公式 (@puzzlchara) July 17, 2016
記事を読んでくれた人は会場にいるのか？！
ところで、そうだ埼玉.comの記事を読んでくれたキャラクターファンのみなさんは、ほんとうに会場にいるのでしょうか？
あれだけ熱心に筆者を誘ってくれたのだから、当然いるよね……？！
いなかったら困るぞ！
というわけで、無事、会場でみなさんにお会いして、ひとりひとりに手書きのメッセージをもらいました。
コンサート前に気合を入れるファンたちの熱気が伝わってきます。
よかった！ たくさんの方にお会いできました。
実際にお話して「ビックリすると思うので楽しみにしてください！」と念押ししてくれた方や、キャラクターグッズをプレゼントしてくれた方もいました。
みなさんありがとうございます！ こうなったら、全力でコンサートを楽しまなければ！
ご当地キャラクターとミュージシャンたちによるステージ
※画像はイメージです。 （画像引用元）
さて、お待ちかねのコンサートの時間です。会場が暗くなるとともに、全員が立ち上がりました。
カパルをイメージしているのでしょうか、みなさん緑色のペンライトを光らせています。
幕が上がると、ステージにはご当地キャラクターとミュージシャンたちの姿が！
“キャラソンの若獅子”と親しまれるヴォーカルの神崎隆広さんのエネルギッシュな歌声で、PUZZLEが始まりました。
キャラたちの可愛らしいダンスと、ミュージシャンによる演奏が、何とも楽しいステージです。
「まさかこんなに楽しめると思っていなかった！ 会場の熱気もすごいし、たしかにビックリかも……？」
ところが、ヴォーカルが“キャラソンの帝王”こと石田洋介さんにバトンタッチされたとき、事件は起こります。
※画像はイメージです。 （画像引用元）
登場したのは、なんと楽器を携えたご当地キャラクターたち！
「えっ？ 演奏できるの？」
と思ったその瞬間、キャラたちは石田さんのヴォーカルと息のぴったりな演奏を始めるではありませんか……。
自信満々でギターソロを弾いたり、スピードに乗ったドラムを叩いたり、安定感のあるベースを弾いたり。
ご当地キャラクターたちの演奏が、なんかすごい！
それもそのはず、このキャラたちはGCB47（ご当地キャラクター・バンド・よんじゅうなな）というバンドのメンバーだったのです。
この日は、北海道の札幌市から来たアックマがメンバーに加わり、自慢のギターの腕前を披露してくれました。
ファンのみなさんが「ビックリしますよ！」と言っていたのは、このことだったのですね……！
いやー正直、ビックリしました。
エンディングでは、会場にいる全員でPUZZLEのテーマソングを大合唱しました。
ひとりひとりが 大切なひとり♪
僕の大切な君がいる 君の大切な僕がいる♪
みんなでそれぞれのパートを歌って、パルシティホールがひとつに。
ビックリするだけでなく、自然とあたたかい気持ちになれる、素敵なコンサートでした。
計り知れないご当地キャラたちのパワー
埼玉と熊本は、地図の上の距離で言うと、かなり離れています。
中には、これまでに一度も熊本へ足を運んだことがない人や、熊本に親戚や友達がまったくいない人も、たくさんいるでしょう。
遠くにある知らない地域、遠くにいる知らない人たち……そんな埼玉と熊本の距離を一気に縮めたのが、ご当地キャラクターたちの存在です。
画像提供：ｿﾗ☆ｱｲﾀｲ’s（@aqua0601_sr）
「くまモンが困っているから、わたしも出来ることをしよう！」
知らない地域・知らない人と、わたしたちをつなげて、埼玉と熊本を近づけてくれる。
そうやって行動する人を少しでも増やせるのも、ご当地キャラクターたちのパワーのひとつなのではないでしょうか。
画像提供：ゆりぽんず（@yuriponzuuu）
会場のひとりひとりが1つのピースとなって完成させる大きなパズル（PUZZLE）から、ご当地キャラクターたちのパワーが見えてきました。
まだまだたくさんの可能性を秘め、たくさんのファンたちの心をがっちり掴んで離さないキャラたちの今後に、期待が高まります。
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埼玉で文章を書くうさぎ。ゴーストライターとして生計を立てている。好きな埼玉は、鳥居観音、聖天宮、オートレストラン鉄剣タロー、ご当地キャラのカパルなど。鴻巣市在住。
