2016年02月08日

台湾で大地震発生 今こそあの時の恩を倍返し…!

台湾で大地震発生 今こそあの時の恩を倍返し…!

台湾でM6.4の地震発生

2016年26日午前3時57分、台湾南部でマグニチュード6.4の地震が発生しました。

台湾当局は、35人が死亡、525人が負傷したと発表しており、死傷者はさらに増える可能性があるとしています。

倒壊した16階建てのマンションには、救出されていない住民が132人いることがわかっており、そのうち29人は救出できる可能性がある一方で、残る103人は倒壊した棟に挟まれているとみられ、台南市の頼清徳市長は「救助が非常に難しい」との認識を示しています。

現在もまだまだ夜を徹した救助活動が続いています。

 




3.11東日本大震災の時台湾は

2011年3月11日に発生した東日本大震災に対する台湾からの義援金は200億円を超えており、台湾の人口2,300万人、平均年収が日本の3分の1から、2分の1(初任給約8万円)という背景を考えると、この金額の大きさが分かります。

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3月18日には、中田英寿さんや、ビビアン・スーさん、ジュディ・オングさんらも出演した、台湾のテレビ各局共催の4時間半の生放送緊急チャリティー番組で約21億円もの義援金が集まりました。番組では現総統の馬夫妻も電話受付を勤めていました。

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先月、1月20日に亡くなられた台湾の大企業エバーグリーングループ総裁の張栄発さんは個人で10億円という莫大な金額を寄付しています。

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海運、航空、倉庫物流、ホテル事業など多岐に渡る事業を展開するエバーグリーン。このインフラをいかさない手はないと、張さんは支援物資と救援スタッフを被災地まで送り届けるために、自社の船と飛行機を活用したのです。もちろんこれらの行為は、全て無償で行われました。

マザーボード生産シェア世界一(40%)を誇る台湾メーカーASUS(アスース)社のマザーボードに、「GOD BLESS JAPAN(日本に神の御加護を)」とプリントされていたのも話題となりました。

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本来ここには自社の企業理念が書かれているそうですが、震災後はこのようにプリントされて世界中へ輸出されていったとのことです。

そんな数々の台湾の支援に対し、日本人も感謝の気持ちを伝えべく、2013年3月8日に行われたWBC予選第2ラウンドの日台戦では、東日本大震災時の台湾からの支援に対する感謝の気持ちをプラカードで示そうと、観客席のあちこちに「謝謝台湾(台湾、ありがとう)」などと書いたプラカードをたくさんの日本人が掲げました

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惜しくも日本に負けてしまった台湾チームが、試合終了後マウンドに輪になり、観客席360度一礼をしたことも話題となりました。

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礼には礼で応える台湾。

 

早くも義援金詐欺サイトが乱立

台湾大地震発生に伴い、義援金詐欺サイトが早くも出てきています。

こういう時は早い行動が大事ですが、それ以上に判断力も大事。

台湾地震募金!というワードを見て、すぐにお金を出してはいけません。

現在、日本人が詐欺に遭わないかを心配する台湾人が多数いるようです。こんな時まで日本人を心配する台湾人。。

なので、こういうサイトを作っている人を批難する時間も惜しい今、この手のものは華麗にスルーし、きちんとした所へ募金しましょう。

 

赤十字最強説

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どんなに善人でも、多額のお金を前にすると人が変わってしまうもの。ほんの一部の人の気の迷いで、義援金は搾取されてしまうこともあるんだとか。

また、募金した額から必要経費など諸々差し引かれてから送金されることもあるため、馴染みのあるお店に置かれた募金箱でさえ躊躇してしまう人も。

では、どこに募金するのが良いのでしょう。

ネット上では、日本赤十字社が一番きちんと届けてくれるとの意見が大多数を占めています。

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日本赤十字社は皇后陛下が名誉総裁を務められている団体であり、これまでの実績からもネット上では赤十字社の公式の義援金受付開始を待っている人が多数いる模様です。

現在まだ赤十字社の募金ページは発表されておらず、開設を待つ声が多数挙がっています。

日本が本当に大変だった時、すぐに駆けつけ、小国でありながら身を挺して支援してくれた台湾。

この恩だけは決して忘れてはならない!

日本人なら、受けた恩義は黙って倍返しだ!

 


出典 : 金美齢(なぜ台湾は親日なのか) / NNA ASIA / 日本赤十字社 / 朝日新聞デジタル


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鷺谷政明

埼玉ポーズを作ったクリエイティブ・ディレクター / SNS総フォロワー12万人 / 小説『ブルーハーツを聴かずに親父は死んだ』web連載中


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