埼玉は何もない!?いや、ある!?徹底討論会!
そうだ埼玉.com編集部
埼玉の主要人物達による埼玉座談会!
昨年12月、浦和「うりんぼう」にて、埼玉に影響力のある主要人物を集めて埼玉を語るjcomの番組企画「埼玉徹底応援オシどきっ! 埼玉LOVE座談会」の収録が行われました。
番組内容をご紹介します!
テーマは「埼玉のいいところ!」
埼玉に関する本を出版し、問題提起するアウェイチームと、ホームチームに分かれて徹底討論です。
まずは埼玉県民の意見を紹介!
「埼玉のいいところは?」
国内最大級のショッピングセンター越谷レイクタウン!
新たに駅が出来てしまったほどの、この巨大施設の登場に県民は驚かされました。
のちにアウトレットモールも作られ、今なお大人から若者までたくさんの人達で賑わっています。
埼玉県出身の爆笑問題の太田光さんも「埼玉県の良いところは人にある!」と語るほど、とにかく埼玉県民は人が良い!?
日本三大銘茶にも数えられる狭山茶!
などなど、県民から「埼玉のいいところ!」の様々な意見が飛び交います。
そして討論開始!
まずは、日本全国の「これでいいのか」シリーズを編集しているマイクロマガジン社の高田さんが、全国視点で埼玉を斬ります!
埼玉のいいところは…?
ずばり、「なにもない!」
序盤から手加減なし!
しかし、これにはすかさずホームチームが反論!
「秩父、川越、長瀞、埼玉スーパーアリーナ、盆栽美術館、鉄道博物館、埼玉にはいいところ、たくさんありますよ」と、埼玉県観光課課長の今成さん。
しかし高田さんは、「秩父も長瀞も名前は知ってるんだけど、それが埼玉県にあるいうことが結びつかない。たくさんいいところがあるんだけど、1つと言われるとなかなか出てこない」との回答。
確かにそれはよく埼玉県が言われること。他県から見た冷静な意見です。
序盤から討論はヒートアップしていきます!
続いては「うんちく埼玉」の著者、谷村さん!
埼玉のいいところは…?
「なにもないところ!」
なんと、高田さんと同じ意見!
「何かあることだけが必ずしもポジティヴだとも限らない。何かある県は人が集まってくるけど、その分痛みも伴う」と、少し角度を変えた視点からの意見。
「痛くない県、埼玉」と谷口さんは語ります。
「確かに、何かある県は、その産業に何かあった場合本当に何もなくなってしまう」と司会のたくまん(にゃんたぶぅ)も納得。
続いてさいたま与太郎さん!
埼玉のいいところは?というアンケートでは、「東京に近い」というこの回答は必ず上位に挙がってくる意見です。
また、観光課の今成さんから「海外向けの戦略として、埼玉は世界的に有名な都市、東京の北側にあるSaitama JAPAN Just North of Tokyo、ということを売ろうとしてます」とのお話しが。
東京の側にある埼玉。
確かに外国人に埼玉を伝えようと思ったら、それが一番手っ取り早いかも?
「ところで、埼玉って関東三番手なんですかね?」と、たくまんから素朴な質問が。
「絶対に勝てない、または、みんなで仲良くやりましょう、でもつまらないでしょ」
のちに「発言はほとんどカットされてた」とメルマガで暴露している鷺谷氏が応戦!
埼玉県女性が日本で一番かわいい説を唱える鷺谷は「埼玉県の女の子の方が可愛い」という意見も。
そして、「埼玉は若い世代が住む割合が高い」という話題に。
埼玉県物産観光協会の高橋さんは、
「埼玉は住むのに本当に適している町。災害が少ないことも理由になっているようです」と分析。
また、「埼玉県のうんちく本は本当に売れる!」と今成さん。
谷口さんが書く「うんちく」シリーズは埼玉本が最初で、それがすごく売れたので他県版も始まったんだとか。
マイクロマガジン社の高田さんも、全国的に見ても、埼玉関連書籍はすごくよく売れるとお話しされていました。
また、須原屋書店の店長さんも、
「あるある本などの軽いテーマのものだけでなく、少し固めの埼玉県の歴史などの郷土本も根強く売れている」とのお話しが。
「住んでいる人たちが埼玉県にアイデンティティーを求めている。つまり、埼玉は盛り上がる要素がたくさんある」と今成さん。
何もない、愛着度が低い、と言われながら、埼玉関連書籍などはものすごく売れているそうです。
埼玉の「そこはどうなのよ!」
続いてのテーマは「埼玉のそこはどうなのよ?」
引き続きアウェイチームに、率直に突っ込んで頂きます。
まずは与太郎さんから。
「終電が早い!」
「22時くらいからソワソワして、結局誰よりも先に帰らないといけない」と与太郎さん。
埼玉県民にとっては、東京で仕事をしていたり、東京で遊んでいたりしていると、確かに終電は気になるところ。まさに埼玉あるあるですね。
「でも終電が早い方が健康にはいい」と今成さん。
しかし「(埼玉県民の男が)東京の女の子と遊んでいると、女の子より男が先に帰らないといけない情けなさがある」と鷺谷氏が話すと…
「東京の女じゃなく、埼玉の女と遊びなさい!」と突っ込み!
次は谷口さん。
「ダメなところ以前に、歴史的背景から見てしょうがない」と。
「江戸幕府のお偉いさんに、お前ら個性出すなよ、と喉元につきつけられてきたようなもの」
谷口さんの書いた「埼玉の逆襲」には、江戸時代、埼玉は地方への通り道、治水、軍事的な防衛ラインとしてずっと江戸につくしてきた、と記載されています。確かに、今でも東京にアンテナを向けて生活している埼玉県民は多いですよね。
そして高田さん。
「みんなバラバラ。でもこれはインフラの問題」と話す高田さん。
そう、埼玉のほとんどの路線は東京と埼玉を繋ぐ縦ばかりで、横は武蔵野線、川越線、野田線、秩父鉄道くらい。実は、意外と埼玉県民は横の繋がりが薄いんです。
東京や群馬には行きやすくても、埼玉県内は極めて横移動がしにくい県。
「“大宮待ち合わせ豆の木、18時豆”、という歌詞が『そうだ埼玉』には出てきますが、例えば秩父や所沢の人だと豆の木を知らない人もたまにいる」と、そうだ埼玉を制作した経緯から鷺谷氏が話します。
最近、駅構内のリニューアルに伴い若干位置が変わった豆の木ですが、やはり大宮の待ち合わせ場所は古くから豆の木が定番でした。
つまり、埼玉県は市によって感覚がバラバラなところがあるのも事実です。
埼玉はどうしていくべきか!?の提案!
最後は、「今後埼玉はどうしていくべきか!?」の提案をアウェイチームから。
「住みやすさ」は他県の人も納得の埼玉の良さ。ここをもっと強調していこうという意見。
「なにもない」と堂々と言えちゃうこともすごいことで、それを強みにしてしまえば、という意見。
そして、B級グルメをはじめとして、B級であることを強調するのがいいのではないか、など、さまざまな提案がアウェイチームから出されました。
しかし、埼玉県では今S級グルメをやっていたりするわけですが……。
まだまだ、埼玉のほんの入り口部分を話しただけという感じではありましたが、「埼玉」というキーワードだけで語り尽くした座談会。
この番組は1月に数回jcomでO.Aされていましたが、見れなかった方は次回(があれば)お楽しみに!
↓この日の撮影の舞台裏はコチラ!
今もっとも埼玉に影響力のある人達が全員で埼玉ポーズ!いったい何が行われた…!?
これを読まずして埼玉は語れない【そうだ埼玉メルマガ登録画面 バックナンバー一覧】
番組 制作著作 jcom 埼玉徹底応援 オシどきっ!
そうだ埼玉.comライター、webスタッフ、そうだ埼玉TVカメラマン、俳優、スタッフ、随時募集中です!