2019年02月13日

埼玉vs群馬・栃木・茨城の北関東抗争!いじられ度でも埼玉は負けてる?

埼玉vs群馬・栃木・茨城の北関東抗争!いじられ度でも埼玉は負けてる?

公式ライター : シオ・コージ

TVに流れる埼玉県の風評をウォッチングしていくシリーズ第3弾。

今回は、1/22に日テレ系で放送された『踊る!さんま御殿』の、埼玉VS群馬・栃木・茨城の醜い争いに注目してみた。



埼玉vs北関東三兄弟!

番組では、冒頭から各県の出身タレントが他県への不満を爆発させる。

森三中 大島美幸(栃木県大田原)

埼玉は東京に近いだけでいい気になっている!」

白石美帆(茨城県常陸太田)

「茨城は“いばら”ではなく“いばら”でお願いします!」

中山秀征(群馬県藤岡市)

「群馬の車の所有率は1位。車がないと生活できない。でもどうせ軽トラでしょと言われる」。

ドライブスルーが多いそのわけは、群馬は寒いので、みんな車から降りたがらないからだそうだ。

元宝塚 紫吹淳(群馬県邑楽郡大泉町)

「美人で都会育ちに見えるので、出身地を明かさないようまわりのスタッフから釘を刺されていた」

それぞれのコメントを聞いていると、東京がトップで、埼玉、神奈川、千葉が第2グループ、群馬、栃木、茨城が第3グループという関東の序列が見えてくる。

明石家さんま「茨城には住めない」

茨城へはよくゴルフに行くというさんまさん。

茨城出身タレントたちが「いっそ茨城に家を建てませんか」と持ちかけるが、茨城は関東一都六県で唯一、ローカルTV局がない。

TV局がなくては地元でレギュラーが持てず、おしゃべり好きなさんまさんは茨城には住めないと結論が。

渡部豪太(茨城県日立)さんは埼玉の印象を「昔からの街道が多く道幅が狭い」と発言。

彼は各地の古民家カフェを紹介する番組『ふるカフェハルさんの休日』(NHKEテレ)で、埼玉県越谷市の喫茶店「はかり屋」を訪れたことがあり、店に面した旧日光街道を歩いて感じたのだろう。

地元茨城については「海が大きい」「星がきれい」と絶賛していた。




埼玉を代表するW松本?

茨城出身のアーティストには元米米クラブの石井竜也(当時はカールスモーキー石井)がいる、と茨城勢が自慢すれば、群馬は「こっちにも3B(BOØWY、BUCK-TICK(バクチク)、back number)がいるぞ」と胸を張る。

負けじと埼玉勢も「埼玉にはW松本がいます!」と応戦。

いったい誰かと思ったら、ダンプ松本ゴルゴ松本だったというお寒いオチ。

いや、ジャニーズとかお笑い芸人とかいっぱいいると思いますが……。

 

茨城へ行くとヤンキーに囲まれる?

茨城県に生息するヤンキーは、他県人を集団で囲む習性があるらしい。

北関東で唯一海がある同県だが、他県人が車で海へ遊びに行くと、地元の暴走族に囲まれる。

ゾクたちはその活動を「パトロール」と称しているそうだ。

森三中の大島さんも土浦へロケに行ったときに囲まれて「結婚していい気になるな!」と脅され、「二度と土浦へは来ない!」と固く誓ったそうだ。

逆に「栃木県人は品がある。撮影隊がロケに来ても騒がない」と出身県を称賛する。

それにしても、なぜこの手の番組では県名に“さん”をつけるのだろう?

ディスりあっていても裏ではリスペクトしあっているということなのか。

最後はみんなで仲良く群馬の名物焼きまんじゅうを囲んでのフィナーレとなった。

ユニークさで他県に勝てない埼玉県?

埼玉在住の筆者としては、もちろん埼玉の肩を持ちながら番組をウォッチングしていたが、客観的にジャッジすると、埼玉は、群馬、栃木・茨城のタレントたちに圧されている印象は否めなかった。

上記三県ともそれぞれ個性が強く、パンチ力も備え、面白いエピソードも豊富。

それにくらべて埼玉勢はおとなしく、北関東勢ばかりが番組で目立っていた感がある。

夏菜さん(埼玉県戸田)が

「埼玉は日本一平坦で坂道が少ない、お年寄りや子供にも優しい県」

と懸命にアピールしたが、うーん、ちょっと弱い……。

「ウチは他の3県の合計と人口がほぼ同じ。千葉や神奈川と並ぶ準東京グループだ」とマウントしようとする埼玉県。

しかし、ユニークさで彼らに勝てるといえるだろうか。

人口の減少が深刻な北関東三県だが、埼玉から失われた「東京に負けてなるものか」というハングリー精神が、まだ息づいている。

反面、いじられてナンボの埼玉県が、都市化が進む反面、いじられるポイントがしだいに少なくなっているように思える。

ダサイタマといじられることに存在意義があった埼玉は、そのイメージにあぐらをかいて、この頃はユニークな県になる努力を怠っているのではないか。

やがてこの県は、可もなく不可もないただの住宅地ばかりになってしまうかもしれない。

何もないといわれ続けた埼玉は、個性さえも失っていくのだろうか……

ガラにもなく、都会ぶっていると田舎イメージで攻める北関東3県に負けてしまうぞ!

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シオ・コージ

五十代にもなってフリーライター兼フリーター。埼玉県東部の地域フリーペーパーを中心に執筆。得意ジャンルは本、映画、音楽などですが、書く場所がなくてもっぱら個人ブログで発表。春日部市在住。



関連リンク


踊る!さんま御殿!

https://www.ntv.co.jp/goten/

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