風俗街から中華街化する西川口
ライター : ピイロ・タッカー
今から30年近く前だろうか。
日曜日の朝に「東映不思議コメディーシリーズ」という子供向けのドラマが放送されていて、幼き日のボクは毎週それを楽しみに観ていた。
魔法少女ちゅうかなぱいぱい!
このシリーズの最新作として「魔法少女ちゅうかなぱいぱい!」というドラマが始まった時、一緒に見ていたオトンがボソッと「俺は日本のパイパイが好きだなぁ」とつぶやいたことに大きなショックを受けた覚えがある。
親の下ネタほどキツイものはない。
ドラマの内容は一切覚えてはいないが、このオトンの一言だけは今でもボクの脳裏に焼き付いている。
余談ではあるが、この後番組「魔法少女ちゅうかないぱねま!」の主演を務めたのが若き日の島崎和歌子である。
西川口が中華街に
これ以降、「中華」という言葉を聞くと、まずこの「魔法少女ちゅうかなぱいぱい!」が頭をよぎるという十字架を背負う事になってしまった。
そんなボクの住む西川口が、最近中華街化してきているのである。
出典 : Abema TV
一斉摘発により廃業した風俗店のテナントに、多数の中国人が流入し中華料理屋等をオープンしたことで、西川口駅の西口は以前とはまた違ったディープなスメルを醸し出している。
タモリ倶楽部も西川口に
この中華街化している西川口を歩くというテーマで、タモリさんが来たらしい。
そう言えば、大宮にタモリさんが来た時は、京浜東北線や埼京線の駅構内に「ブラタモリ」のポスターが放送前から大量に貼られていて、ものすごい勢いで煽っていた印象があったのだが、今回はそんな素振りも一切なかった。
調べてみたところ、どうやら西川口に来たのは「ブラタモリ」ではなく、毎度お馴染み流浪の番組「タモリ倶楽部」だったようだ。
出典 : タモリ倶楽部
なるほど、ある意味西川口っぽい。
西川口の中華料理屋と言えば、孔子の末裔と言われている店主がいる「異味香」が有名である。
かの秋元康もひいきにしているとの噂。(店内には写真やサイン色紙もある)
ボクも何度か行ったことがあるが、横浜の中華街で下手な店に入るよりも値段は安いし、間違いなく美味しい。
川口市が中核市に
こういうお店が増えることは嬉しいけど、その反面、治安という部分では心配な部分もある。
川口市は平成30年4月1日に中核市へ移行するそうだ。
※中核市(ちゅうかくし)・・・人口20万人以上の要件を満たす政令指定都市以外の規模や能力などが比較的大きな都市の事務権限を強化し、できる限り住民の身近なところで行政を行なうことができるようにした都市制度。埼玉県では川越市と越谷市に続き川口市が3番目となる。
中核市ってのがどんなのかいまいちよく分かっていないのだが、その前に中華の市になっちゃいそうです。
んなこたーない?
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出典 : タモリ倶楽部
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昼はサラリーマン、夜は町の平和を守るため日々パトロールに余念がない。基本的に1杯目はビールだが2杯目以降はウーロンハイに切り替える健康志向。草加市出身、川口市(西川口)在住。