西川口といえば何を想像しますか?変わる西川口
ライター : ピイロ・タッカー
フォークの神様と言われていたボブ・ディランがフォークギターからエレキギターに持ち替えロック・ミュージックに転向していった時、頑固なフォーク・ファン達から大ブーイングの嵐が起こったという話を聞いたことがある。
熱心なディランファンの友人に「その時の衝撃は、LUNASEAのRYUICHIが河村隆一として急なフォークポップ路線に走った時みたいな感じ?」と軽はずみに聞いたところ、「一緒にするな!」とガチギレされたので、きっとその変化はとてつもない衝撃だったんだろう。
西川口が変わるとき
今まで当たり前であると疑わなかったものが、急な変化を遂げるということは大なり小なりショックを伴うものである。
特に、悪かったものが良くなった時の評価は相当なもので、普段温厚な良い人がゴミを拾っていても当然と思われるが、ヤンキーがゴミを拾っていたらとても良い人の様に感じる現象がそれにあたると考えられる。
ボクが住んでいる西川口という町は、あまり評判がよろしくない。
YahooやGoogleで「西川口」と検索すると、もれなく「治安」や「風俗」というワードがオプションで付いてくる。
女子に住まいを聞かれた時は「川口に住んでいる」と言うこともある。
西川口から風俗が消えた
一時期は、柳生新陰流や飛天御剣流の如く、「NK流」という流派まで発生したこのディープタウン。
2006年頃より違法な風俗店が一斉摘発されていったとはいえ、まだ当時の面影が少し残っている西川口。
日曜ともなればオートレース場に向かうオジサンの大群に遭遇する西川口。
そしてオシャレなカフェが
そんな西川口で、最近ある異変を感じている。
なんともオサレなカフェがニョキニョキ増えてきているのだ。
ボクは西川口に10年ちょっと住んでいるが、ここ2~3年で、ボクの知る限り5店舗くらいオープンしている。
ディープなイメージが定着してしまっている西川口に、こういったオシャレなカフェが増えることで、まるで、昔はヤンキーだった奴が教師になって母校に帰り、あげく国会議員になっちゃうような、悪かったものが良くなっている様に感じるこの現象が、この西川口に起きているように思えるのだ。
もとより西川口はとても住みやすい町である。
交通のアクセスもいいし、スーパーや飲食店も充実しているし、病院も多い。
この現象が迷走ではなく進化となって、“オサレなショップ”がどんどんと増えればいいなぁと切に願う。
そして、女子に住まいを尋ねられた時「西川口に住んでいる」と堂々と言えるようになりたい。
「西川口!?いいなぁ、オサレ!」と言われる気分はどんなだろう?
How does it feel?
ボクが見つけた西川口のオシャレなカフェ
■カフェ アバッキオ
http://abbacchio.on.omisenomikata.jp/
■サンドイッチ・ファクトリー
http://www.sandwich-f.com/
■Clover Cafe M’s
https://tabelog.com/saitama/A1102/A110201/11029700/
■カフェステーション
https://tabelog.com/saitama/A1102/A110201/11043852/
■天使のおやつ
https://tabelog.com/saitama/A1102/A110201/11044108/
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昼はサラリーマン、夜は町の平和を守るため日々パトロールに余念がない。基本的に1杯目はビールだが2杯目以降はウーロンハイに切り替える健康志向。草加市出身、川口市(西川口)在住。