2015年10月30日

100%保証できるものは100%面白くない【踊る埼玉県民 Vol.15】

100%保証できるものは100%面白くない【踊る埼玉県民 Vol.15】

二次会の司会を誰に頼むか

前例がないことをやろうとする時、それを人に共有するのはとても難しいことです。

例えばあなたが結婚し、二次会の司会を誰かにお願いするとします。

いつも明るくて元気な友人に頼もう。

でも彼は以前別の二次会の司会をやった時、ガチガチになってしまい全然進行もできなくなっていた光景をあなたは見てしまっています。

「俺できるよ」と、ある友人が言ってきたとします。

でも彼は明るいタイプではないし、社交的な方でもない。本当にできるだろうか。

じゃあちょっとやってみて、と言ってその場で体現できるものでもない。

でも確かに笑いのセンスや空気を読み取り的確な指示が出せるリーダー的な素質がある男。

でもやってるとこ見たことないし、想像もつかないから、やっぱりここは無難に外部からプロの司会者を呼ぼうと考える。

プロなら失敗はしないし、安心だ。

でも結婚披露宴の二次会で外部の司会者というのも何だか味気ない。

作詞家で、AKB48のプロデューサーでもある秋元康さんは、「一番つまらないものは予定調和」と、ある取材で答えていたことがあります。

こうやって、こうやると、こうなるだろう、と予測できるもの。

先の例で言えば、外部からプロの司会者を呼べば、その二次会は滞りなく進行すると思います。

でも二次会特有の友人達の温かい雰囲気は半減し、何だか堅苦しいものになる。

ここで言いたいのは、二次会の司会にプロ呼んでもしょうがない、ということが言いたいのではなく、

「予測できるものはすべからく面白くない」

ということ。

 

先が読めてしまう映画が一番つまらない

外部の司会のプロが変な発言をするとは思えないですよね。

おそらくこういうこと喋って、こうさばくんだろうな、ということは、冒頭の挨拶一言で、終わりまでの大方の予測がつく。

それでも面白くする方法はいくらでもあって、予測がつくから面白くないなら、誰もが予測だにしなかったことを1つ入れるだけで激変するんです。

例えば外部のプロの司会者が出てきて、

司会「みなさんこんばんは、本日司会を務めさせて頂きます山田と申します」

新郎「いえーい!山田ちゃーん!」

司会「うるせえぞ新郎!結婚したからって舞い上がってっと足元すくわれんぞこら!」

と、新郎新婦を全力フルスイングでビンタしたら、この後も、この司会者いつ何をやるか分からんぞとみんな釘付けになります。

何が起きるか最後の最後まで分からないものに人は心を奪われるんです。

 

でも人は、いざ自分がプロモーションなどを行おうする時、予測できるものを求めてしまうんです。

その方が、会社的にも話がしやすく、誰もが予測がつくものだから、方々へ話を通しやすい

ここで、つまらない映画を見た時を思い出してください。

つまらない映画に対してこんな批評をしたことはないでしょうか。

「もう先が読めちゃった」

自分が受け取る側の時は先が読めちゃうものを批判し、自分が発信する時は、先が読めるものを提供する。

この単純な矛盾とどう向き合い、どう答えを自分に出すかが、プロモーション業務の第一歩です。

100%保証できるものは、100%面白くありません。

 

逆に考えるなら、あなたが考えているその構想、もしみんながつまらなそうと言ったとしても、それは前例がないからみんながイメージできてないだけなのかもしれません。

 

PRは批判が出て初めてスタートラインに立てる 前編

面白いのは「故郷いじり」であって「故郷自慢」ではない

好かれたいと思う前に嫌われている

 

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