埼玉県特集の視聴率が高いカラクリ【そうだ埼玉メルマガ】
埼玉県はなぜよくメディアに取り上げられるのか
埼玉県は、観光者ランキングや、魅力度ランキングや、愛着度ランキングなど、いわゆるこの手のランキングでは、毎年下の方に位置しているということを前提として認識して頂いたうえで、お読み進め下さい。
「秘密のケンミンショー」での埼玉特集は、毎回結構な視聴率を獲得していて、「月曜から夜ふかし」では、定期的に埼玉特集が行われ、こちらもやはり視聴率はいい。
「SmaSTATION!!」では今年、一時間丸々、埼玉特集が放送されました。
埼玉関連書籍の売上は全体的に良く、埼玉ウォーカーなど、地域版は全県分あるわけではなく、他県のものも次々と休刊していく中、埼玉ウォーカーは今年は春号も夏号も発売され、夏号ではぱるること島崎遥香さんが埼玉ポーズで表紙に出てくれました。
だからと言って、埼玉県がすごいわけではありません。
どこの地域でもとは言いませんが、このような県は他にもあります。
しかし、埼玉県は様々なランキングでいつも最下位の県です。
そのイメージは、何もない、ダサイ、地味、と、決してプラス要素のものではありません。
それなのに埼玉特集で反響が大きいのはどういうことなのか。
埼玉県民の本質
答えは実に簡単で、埼玉県民が見るからです。
このメルマガでも言い続けてきていますが、埼玉県民は埼玉県を好きとは言いません。
しかし、埼玉県を嫌いな埼玉県民はあまりいません。
それを物語っているのがこの結果なんです。
愛着度ランキングが最下位なのに、埼玉特集!と言われると埼玉県民は見るんです。
「知ってるところが出るのかも」
「というかどこが出るんだろう」
動機は様々ですが、見るんです。
ここに埼玉という県の本質があります。
埼玉県民は埼玉を好きと第三者の前であまり口にしないだけであって、そもそも自分の生まれ育った故郷を執拗以上に嫌う人はあまりいません。
群馬の人は群馬が好きだし、茨城の人は茨城が好き。当たり前のこと。
ただその好きという感情表現が県によって様々というだけ。
愛着度ランキングとは第三者を前に好きと言える恥ずかしげもない県ランキング
結局、愛着度ランキングというのは、好きと声高に言える県ランキングなわけです。
10組の夫婦を集めて、どれだけ奥さんを愛しているかを決めるために、順番に奥さんへ愛の一言を言わせて、その言葉の内容や、声の大きさ、表情から、誰が一番奥さんを愛しているかと審査しているのと同じ。
例えば、その場で照れて何も言えない夫は最下位になるかもしれませんが、もしかしたらそんな人こそ、本当は一番奥さんを愛しているかもしれません。
愛着度ランキングというのは、第三者を前に堂々と好き!と言える恥ずかしげもない県ランキングに過ぎません。
第三者を前にしても堂々と好き!と声高に言えることが愛情表現の一番の証明になるというなら、渋谷のナンパ師が一番素直な奴らです。
また、埼玉県民が埼玉特集を見るそれは、沖縄県民が沖縄特集を見るそれとは熱量が違います。
沖縄は特集され慣れているので、どういった構成でどこが取り上げられるかもだいたい分かっていますが、埼玉県民の場合は、え!今度埼玉特集なの!どこが出んの!どういう風に出るの!と興味津々なんです。
埼玉県民はむっつりスケベ
故郷に関心がない奴なんかいるわけないのに、故郷が好きですか?と聞くのはある種愚問で、そんなものは男に「アダルトビデオ好きですか?」と質問するのと同じです。
嫌いなわけがないのに、それを第三者機関に対して声高に「好きっす!」と答えさせてどうするんだという。
エロそうな奴は「AV?全然見るよ!」と言えますが、クールな人や堅そうな人は「アダルトビデオ?ん、んん…まあ…そんなには、うん…どうだろう…」と、明言できない奴の方が、実際はものすごい見てたりするのと同じ。
埼玉県民はむっつりスケベ。
これも、埼玉県民こそが究極の日本人論にも通じてきます。
2014年07月25日
埼玉県女性が日本で一番かわいい理由【そうだ埼玉メルマガ】
ちなみに日本人は世界的に見ても、かなりむっつりスケベのようで、インターネットのエロ動画利用率は、世界の中で日本は群を抜いています。
抜いてるし、ヌいています。
で、では、県外の人の目に埼玉特集はどのように見えているのでしょう。
他県から見た埼玉県特集
「月曜から夜ふかし」が顕著ですが、埼玉県が面白いのではなく、埼玉県がいじられるのが面白いんです。
いじる側のテクニックの高さと、いじられる側の要素の多さ。
タモリさんが最初に言ったとされるダサイタマ以降その連携関係はずっと続き、特に昨今は、アニメの聖地としての評判もあり、本当に埼玉に興味を持つ他県民が増えてきています。
2014年06月06日
タモリさんが名づけた“ださいたま”は秀逸だった【そうだ埼玉メルマガ】
以上、これらの全ての要素こそが、埼玉と称した何かが毎回安定的に評判が良いカラクリです。
720万人いる埼玉県民の数をナメてはいけません。
本当に愛着度が低い県で、埼玉ウォーカーをはじめとする地域本やご当地本を出す出版社がいるわけがなく、それはダムに釣り糸を垂らすようなものです。
当然魚がたくさんいる海に釣り糸を垂らすのであって、需要があるからやるわけです。
だから私はダサイタマと言われようと、ノリが悪い、地味、無個性と思われてようと、「そうだ埼玉」のような面白いものが作れる自信がありましたし、出来ると思ってました。
埼玉には面白い人、場所、がたくさんあることを知っていたからです。
私は埼玉生まれ埼玉育ちなので、そんなことくらいは嫌でも知っています。
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埼玉ポーズを作ったクリエイティブ・ディレクター / SNS総フォロワー12万人 / 小説『ブルーハーツを聴かずに親父は死んだ』web連載中