「練馬は埼玉」は本当だった!埼玉に囲まれる町、練馬区西大泉町とは
ライター : 富築
練馬は埼玉。……埼玉県民が一度は使う冗談ですよね。
でも実は冗談ではなく、本当に埼玉県の一部と化している練馬区の町があるんです!
東京都練馬区の飛び地、西大泉町
その地域は埼玉県新座市の南端にあります。
住所は「東京都 練馬区 西大泉町」。
住居表示未実施の地域で、現在は1179番地のみ存在します。
ここは東西南北を新座市片山町3丁目に囲まれており、上下水道や電気などの公共サービスは埼玉県扱い。市外局番も、埼玉県で使われている048が割り当てられています。
西大泉町の面積はわずか0.002キロ平方メートル。面積・人口ともに練馬区最小の地域です。
なぜ飛び地になってしまったのか
不動産業者の登記誤りなど様々な噂が存在するようですが、正確な経緯については新座市・練馬区ともに把握していないそうです。
1974年に住宅が建つまで、この地域の存在を把握すらしていなかった(明治以来の記録が残っていない)といわれています。
現在、双方の役所間では「西大泉町は新座市に入れましょう!」という方向で話がついているようです。
しかし、西大泉町の住人全員からの合意を得ることができないため、未だにこの地域は飛び地のまま。
そんなに埼玉県には入りたくないのでしょうか……。
いや、恐らく私も「東京都民と埼玉県民、どっちになりたい?」と聞かれたら、「東京都民!」と答えるとは思いますが。
まるで「翔んで埼玉」の一幕のよう……
2015年12月22日
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埼玉県の中にある東京都、練馬区 西大泉町。
この町が新座市に吸収される日は来るのでしょうか?
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美味しいモノ探しが大好きな主婦兼webライター。趣味は川越市内の散策とイラスト描き。川越市在住。